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(ネタバレ全開)宇宙よりも遠い場所STAGE1 青春しゃくまんえん 感想

※この記事はTVアニメ「宇宙よりも遠い場所」の第一話のネタバレを含みます

筆者なりのこの物語の見方説明 

まず初めに、前回の記事でも触れた通り、1回作品を全部見た(旅を終えた)うえで筆者なりにこの作品を見る上での重要なキーワードを3つ定めて各回ごとにそれに関する事柄について書いていきたいと思います。

3つのキーワードとは、場所(距離)、時間そしてSNS(またはメール)です

宇宙よりも遠い場所では随所にこの3つについてのシーンが出てきます、なのでそれについて書いていきたいと思います。もちろんそれ以外の事でもこの回では絶対に触れておかないといけないエピソードについては触れながら進んでいこうとおもいます。

旅の始まりは幼少期から

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まずは第一は時間のお話から、宇宙よりも遠い場所の冒頭30秒は、主人公の玉木マリちゃん以下(通称キマリ)の幼少期のエピソードから始まり、砂場で土を盛り上げてつくったダムに溜まった水に草船が浮かんでるシーンで、キマリちゃんがダムを手で掬い壊したところで、こういったナレーションが入ります。

キマリ「淀んだ水が溜まっている、それが一気に流れていくのが、好きだった、決壊し解放され流れ出す。淀みの中で蓄えられた力が爆発して、すべてが動き出す。」

ものすごく何気ないエピソードですが、このナレーションの言葉たちは、その後高校生になったキマリちゃんひいてはこの物語の幹になっていきますがそれは又のちのお話になります。

時が経ち高校2年生になったキマリちゃんには高校に入ったらやりたいことが、4つありました。

日記をつける。 1日だけ学校をサボる。 あてのない旅に出る。 青春、する。

いままでの高校生活でできなかった4つの目標それを達成するためにキマリちゃんは動き出します。

変われない自分

キマリちゃんは、学校を休み、トイレで私服に着替えそして、いつもと逆方向の電車にのってあてのない旅に出ようとしますが、、、結局は学校に戻ってしまいます。そこで、キマリちゃんは友達の高橋めぐみ以下(めっぐちゃん)にやったことのないことがうまくいかなかったらどうしよう、失敗したら嫌だし、後悔するそう思うと怖くなると打ち明けますそこで画面は妹とのラインをしているところになり、

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この画像に切り替わります。結局キマリちゃんはいつもと変わることなく学校に行きそして、お母さんの言いつけ道理、門限までには帰るということで自分が変われないということを強く感じていたのではないかと伺えるシーンです。

出会いそして旅に出る

そんなキマリちゃんに突然の出会いが訪れます、帰り道のえきのホームで少女が落とした封筒を拾うと中身はなんと100万円のちに、落とし主は同じ学校の小淵沢報瀬ちゃん以下(しらせちゃん)だとわかります。しらせちゃんは母親が南極観測隊員で、観測中に消息不明になった母親を探すため南極に行くために、100万円がひつようであったことをキマリちゃんに明かします。そんなしらせちゃんの熱意に感化されたキマリちゃんは「自分もしらせちゃんを応援させてほしい」と志願して、それに対してしらせちゃんは「呉にある砕氷船を一緒に見に行こう」と誘い出します。

実はしらせちゃんは学校では「南極」というあだ名をつけられたり、先生やおばあちゃんにも「高校生で南極に行けるわけがない」と言われ続けていまいたし、キマリちゃんも見聞きしていました。キマリちゃんの中で、いろんな人の声が渦巻く中、それでもしらせちゃんと一緒に呉に行くことを決意します。そして彼女たちは旅にでました。

このシーンではキマリちゃんが一歩を踏み出すことのできた成長はもちろんですが、しらせちゃんもいままで何度も一緒に南極に行くことを約束して途中で裏切られたことにたいし、キマリちゃんのアンサーが本気で一緒に南極にいこうと思ってくれてるという一つの救いにもなったシーンだと思います。

1話はずっとお話が、連続性をもってつづいているので、ただのストーリの文字起こしみたいになって本当に申し訳ないですが、キマリちゃんの未熟さしらせちゃんとの出会い、そして目標だった旅に出ることが叶い(あてのないではないかもしれないが、)淀みの中にあった草船は南極に向かって動き出しました。

それでは次回第2話「歌舞伎町フリーマントル」の感想記事でお会いしましょう

最後までご拝読ありがとうございました。




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