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にょきにょきにょきにょきリュウゼツラン

少し冷たい雨の中、日南をぶらついていると、今年もリュウゼツランの花を見つけました。

リュウゼツランは希少な一念性の植物で、成長すると葉っぱへ供給していた養分を止めて、まるで竹のような長い花茎を猛烈なスピードで垂直に伸ばし、花を咲かせます。

花を咲かせるのは一生に一度だけ。
しかも30年から50年に一度だけです。
そして一生を終えて枯れます。

OLYMPUS OM-D E-M5 / LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8

これがリュウゼツラン。
いつもはこの葉っぱの部分だけなのですが、ど真ん中から花茎が伸びているのがわかります。
葉っぱの部分の本体は巨大で、1.5mから2mくらいありそうです。
そして花は8mから10mくらいの高さになるのです。

OLYMPUS OM-D E-M5 / LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8

すごい風景だと思いませんか。
30年から50年に一回しか咲かない幻のリュウゼツランが、なんと6本の花茎を伸ばしています。高い奴は10m近くありそうです。
いつもは何もないところに、突然にょきにょき、にょきにょきと、こんなのが現れるわけです。

にょきにょき、にょきにょき。

生命の力。生命の不思議。

でも誰も注目していないんですよね、このリュウゼツラン。
生きることの素晴らしさ、命の大切さと、生きることの覚悟や凄まじさ、そういったものを感じました。

よく頑張った。そう言ってあげたいですね。

OLYMPUS OM-D E-M5 / LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
OLYMPUS OM-D E-M5 / LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
OLYMPUS OM-D E-M5 / LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8


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