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さてそんなわけで前回の記事で少し話したように、阿蘇周辺をうろついてきました。 阿蘇の周辺のどこかに古代の繁栄地があると推察し、その調査を行うのが目的です。調査というかっこつけた文言を使用していますが、私の「調査」とは、現地を実際にうろついてその地形や雰囲気を把握し、当時の人々がどんな心理で何を考えて、どのように行動していたのかを感じることです。 別名「ただの観光」とも言います。 特に最近、この地に関して少々怪しい情報がネットで見受けられるので、その真偽を私自身が見て
記事を執筆している現在、台風10号はちょうど薩摩川内市の真上を通過しているようです。 わずか2日前にこの旅で薩摩川内に自分がいたことを考えると、今回もなかなか鋭い直感で悪天候を避けて旅ができたことに感謝しています。 昨日は宮崎市でも突風が荒れ狂い、台風の中心から離れているとは言え、被害がそれなりに発生しました。 私は当初この台風が発生した時点で気象庁の予報が完全に外れることと、南九州へまっすぐ突っ切ってくるところまでは予測していたのですが、このあと台風は玄海灘から日本
神代三陵とは、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)、鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の三人の御陵(以下お墓)です。それぞれ神武天皇の曾祖父、祖父、父、となっていますが、もちろん正確なことはわかっていません。 三人とも日本神話に登場する神々ですが、実在した人物が元になっている可能性はあり、またその場合天皇家の直系である可能性も高いでしょう。 今回、この三陵を一気に巡ってきました。 神代三陵は日本の原点であると私は考えています。
自分でもよくわからない不思議な力に導かれるまま鬼界カルデラを訪れて、今まで漠然としていた点のひとつずつがようやく実感として線で繋がったように感じました。 現地に行くことは大切だと思いました。机の上だけでは分からない事があるものです。特に当時の人たちの心を理解する上で、現地での活動は欠かせないものです。 さて日本神話の話に戻ると、イザナギは黄泉の国から帰って来た後に、アマテラス、ツクヨミ、スサノヲの3大神を生み出します。 そして日本神話で最も有名な、天岩戸の出来事が起
私は10年前に宮崎市へ移住して生活を始めたのですが、お陰で南九州を本格的に撮影出来るようになりました。とてもありがたいことです。 中でも特別に好きな風景があり、都城盆地の南部には小高くなだらかな丘があるのですが、ここは特に私が大好きな風景です。 盆地を挟んで北の反対側には神聖な高千穂峰がそびえており、西を見ると遥か彼方に噴煙をあげる桜島が鎮座するという、とても特別な丘なのです。 ここを通ると必ず高千穂峰を撮影しています。 ある日、いつものように雄大な高千穂峰を撮影