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失敗するという贅沢な楽しみについて⑤育児編

例えばその2。上の子がまだ未就園児だった頃。慣れない育児に読めない子供の気持ちや発育に私はそれはそれはナイーブな日々を過ごしていました。


街中で赤子を抱いていたら見知らぬ婆さんに「靴下履いてなくて可哀想」と言われてうるさく思った、って話はママ友の間であるあるでした。先輩ママ達からは「今が一番可愛いときだから楽しんだらいいのに!◯◯は◯◯したほうがよい」みたいな指南を頂き、ただただしんどくて楽しめない自分が情けなかったです。


今は下の子がピヨピヨしててかわいくてたまらんのですが、それはこれはここまでならOKとか、子供は簡単に死なない(笑)とか、上の子で経験させてもらったからで、その時は必死で楽しむ余地は1mmもなかったと今振り返っても思うのです。私はこれをママOSのインストールと呼んでます。OSのアップデートも常時必須。なのでフリーズして動作が鈍くなること多々あり。

よく上の子に言うのは、「あなたが産まれる前はママはママじゃなかったの。一人の女の人だったの。」それを聞くとすごく不思議そうな顔をするので、一緒に大きくなろうね、下の子はもうママになってるママでいいよね。と慰めなのか励ましなのかよくわからない言い訳をしながら毎日子育てをしています。


と、素人と玄人の経験と意識の違い、ってあちこちにあふれているなと言う話でした。このギャップをどう埋めるかはお互いに傷つけあわないように認め合うくらいしか思いつきませんが、せっかく面白い師匠に出会えたので美味しい野菜つくりに励みたいと思います。




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