Shin Takeuchi

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CTOの頭の中:技術投資を最適化する

ざっくり年収1,000万円のエンジニアが10名いる会社では、年間1億円の技術投資がなされているわけですが(地代家賃、ライセンスフィー、PC代など含めるともっと)、年間1億円を正しく詳細に把握して、投資をコントロールできている会社は少ないと思います。会社が創業期であれば、最低限作らなければならない機能などは分かりやすく見えていたりするのでまだしも、そのプロダクトでしっかりとした収益が成り立ち、上場企業となるようなレベル感のプロダクトに対する技術投資となると、一部の大きなプロジェ

    • 小野和俊著「その仕事、全部やめてみよう」は、社会人2年目の必読書である。(書評)

      世界中に数多のCTOがいる中、僕が心から尊敬できるCTOは数少ない。その一人が小野和俊さんである。社長を経験してEXIT、そして現役CTOとして君臨し、ワインを愛しているからである。冗談ではなく、この三要素を兼ね備えるのはとてつもなく難しい。そんな話にも触れながら、今回は人生で初めてnote(blog)で書評を書いてみたいと思う。 コミュニケーションはいつだって、楽しさや笑いに満ちていた方がいい(P190) この本の全てはここにあると推察する。ただし、あくまでも「究極的に

      • CTOの頭の中:組織と言葉とアーキテクト

        改ましてビジョナル株式会社の竹内です。少し前にコーポレートサイトがようやくリリースされましたので、最初にお知らせさせてくださいね。 https://visional.inc/ さて、1,400名を超える会社の分社化/ホールディングス化ということもあって、少々骨が折れる半年間でした。もちろん現場のメンバーはさらに、ですが、約2年前からこの構想の種が植えられてやっと、という感覚もあります。この会社の名前そのものからブランディング、メッセージング、クリエイティブ全般のディレク

        • CTOの頭の中:技術と組織と牽制関係

          うちの会社には技術的なCXOとして、CTO、CIO、CISOの3パートがあります。何が違うねん、という話なのですが、ここにはのっぴきならない事情と仕組み化の流れがあって、3つのロールに分けました。このあたりの話を今日はつらつら書いてみたいと思います。 CTOの責任昔はCTOこそ全てのバランスを有し、社長よりも俯瞰したロールであれ、的な思想を持っていました。というのもマーケットを理解し、P/L、B/Sも理解しながら先日書いたG/Pを最大化しろ、また負債をいつどのようにどうやっ

        CTOの頭の中:技術投資を最適化する

          CTOの頭の中:技術を財務で表現する

          会社の体制が大きく変わり、カオスの中に少しの静寂(暇)ができました。特に日々執行に勤しんでいる方々は皆そうだと思いますが、色んなこと考えているのにそのプロセスをアウトプットする機会があまりなく、結果や結論、最終的な決断のみが共有されるため、サクセッションプランに対する有効な情報を残すことも出来ていないことと思います。僕もその一人。 この時間を有効に活用するため、頭の中にあるイメージと考え方をここに、時間の許す限り吐き出していこうと思います。時折、言葉が足りないところも前提条

          CTOの頭の中:技術を財務で表現する