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知らないと恐ろしい事に!AM/PM表記のなぞ?!

夏の夜といえば

みなさん、こんばんは。
今日は怖いお話をしたいと思います。

もはや生活になくてはならなくなってしまった Google Map。
それは寝苦しいある暑い夏の夜、その Google Map を使い、明日の予定を確認しつつ経路検索をしていたときのことです。
13 時に到着しなければと、到着時刻を設定していると・・・それは突然現れたのです。

10:00 AM, 10:30 AM, 11:00 AM, 11:30 AM, 0:00 P・・・えぇ!!?

ばばーん!

なんと 11:30 AM の次は 0:00 PM だと思いきや、なぜか 12:00 PM が表示されているではありませんか!!!
こ、これは時空が歪んでいる!!?まさか過去へつながっているとでも言うのでしょうか!!?
そのまま 12:00 PM を選んでいたら、一体どうなっていたのか・・・

明日はみなさんのパソコンで表示されるかもしれません・・・。


〜完〜
・。

・・。

・・・。


はい、というわけでですね、英語圏の方と仕事をしたことがある人は何を言っているんだと思っているはずなんですけど、今回は日本語圏と英語圏では時刻の表記が違うよ〜という話をします。

要点は3つ

・AM や PM を使った英語圏表記の時刻は混乱の元
(11:00 AM → 12:00 PM → 1:00 PM)
・ 24 時間表記や noon といった単語に置き換えたほうがわかりやすい
・JavaScript で実装するときは、MomentJS のようなライブラリを使うべし

日本語圏の人が期待する表記

おそらく大半の日本人がそうだと思うのですが、11:00 AM のあとは 12:00 AM、もしくは 0:00 PM が来ると期待していると思います(口頭だとお昼の 12 時って言いません?)。
少なくとも 12:00 PM は違うんじゃね?と。
ところが、英語圏では 11:00 AM の次は 12:00 PM が来ます。
Why English people?

英語表記の歴史的経緯

気になったので 【12時間制】[wikipedia]とか少し調べたんですけど、昔から使われてて〜みたいなことしか書かれてませんでした。

でも冷静に考えてみてください。

AM はそもそも ante meridiem の略、意味としては「正午より前」、PM は post meridiem で「正午より後」という意味なんですよね。
正午とはアナログ時計の短針と長針が同時に上を向いている時、且つお昼・・・なのです。
それより前の時刻は AM、後の時刻は PM。
何時になるかは、アナログ時計に書かれた数字を見ればわかるというわけです。
数字を見ればわかるんですよ。
そう、もうお気づきだと思います・・・・・・・
アナログ時計に 0 という数字なんてないのです!!!!!

つまり、正午を過ぎた直後は 12:00 PM、で 1:00 PM、2:00 PM ... 11:00 PM、12:00 AM となると。
なんだかそれっぽい理由だと自分でも思ったんですけど、そうだとしてもわかりにくいような。

実生活ではどうするか

とりあえず、メールのやりとりなどでは 24 時間表記を使うとか、noon や正午のような単語に置き換えたほうが、混乱しないと思います。
プログラミングでは、時刻の表記に優れたライブラリを使うのがオススメです。
例えば JavaScript では、moment.js というライブラリがあります(このライブラリは新しい機能が追加されないメンテナンスモードに入っているので、luxon などを使ったほうが良いかもです)。
moment.js には、locale によって表示を変える機能があるので、それを使うとユーザーの環境に応じて表示を変えてくれると思います。
アメリカの日付表記「mm/dd/yyyy」みたいなのも変えてくれる・・・気がします、たぶん。

ちなみに

日本の 【午前と午後】[wikipedia]に、めっちゃ詳しく書いてますね!!!

12:00 AM は正子(しょうし)っていうのか〜。へ〜。

以上、時刻にまつわる怖〜いお話でした。



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