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土曜日よりの使者 ~オードリーのオールナイトニッポンin 東京ドームを現地で見た感想~

諸説ありますが、甲本ヒロトさんが自殺を考えて首にロープをくくった時、たまたまテレビで流れていた松本人志さんが話している姿を見て「笑えるなら大丈夫か」と自殺を思ひ止み、「日曜日よりの使者」を書いたという逸話があります。

それで言うなら私にとってオードリーは「土曜日よりの使者」です。
オードリーのラジオを聞いている時間は、日頃の鬱屈した感情を意識せずに過ごせます。

「ネガティブを潰すのは、ポジティブではなく没頭だ。」という若林さんの有名なパンチラインがありますが、私にとってオードリーは毎週「没頭」を提供してくれる存在なので本当に感謝しかないですね。
ミスチルのメロディーに乗せて、いつかお二人に感謝を伝えたいです。

幸運にも4次先行にて注釈付きアリーナ席を獲得出来ました。
当選の2文字を目にしたときの興奮たるや!たるや!

当選してからは何か嫌なことがあっても、「でもドーム現地で見られるから」と思えたため、チケットはお守り的な存在でした。

ライブ自体は「ありきたりな感想だな!」
と言われるかもしれないですけど、
「これまでの人生で最も多幸感に満ち溢れた3時間半」でした。

私は感動はするけれども、涙は滅多に出ない。というタイプなのですが、
映画「Field of Dreams」オマージュで、
トウモロコシ畑から出てくる若林さんを目にした刹那、涙腺崩壊。

「だせぇな!」と言われちゃうかもしれないですけど、
ラジオを聞き始めてから6年弱、
何度も苦しみの渦中に陥る私に手を差し伸べ救ってくれた若林さんが目の前にいる。
という事実に目頭が熱くなりました。

そして、二人がステージに辿り着き、あれほど言葉を紡ぐのが上手い若林さんが満員のドームを見渡し、「こんばんは」しか言葉を発せていない様子を見て、言葉に詰まるほどの万感の思いが若林さんの中には巡っているのだろうなと想像し、また追い涙。

ライブは言わずもがな最高でした。

特にヒロシのコーナーで、5万人が拍手笑いしていた光景は凄かった。
周りにいる人々が、みんな満面の笑みを浮かべている光景を見て、
「こんなに多幸感にあふれた空間がこの世に存在するのか」と、
笑いと同時に途轍もなく感動しました。
この世も捨てたもんじゃないな、と。

大好きな星野源さんを初めて生で見れたのも最高でしたね。
そりゃ、あれほど歌上手くて空気読める人ならガッキーも惚れるわなぁ。

漫才は、体感10分くらい面白かったので、時計観たとき30分超えていたと知り、「意識されない時間は短い」という言葉は本当なんだなと驚きました。


私は「生きる」ということに正直もう執着がなくなってしまっていて、「オードリーのライブが見れたらいつ死んでもいいや」と思っていましたが、若葉さんが最後に「またやろうよ」と仰っているのを聞き、そのライブまでは絶対に生きなければ!と心に誓いました。

オードリーのお二人、チーム付け焼刃の皆さん、ドームライブに携わった方々全員に心から感謝しかないです。
心の底から、ありがとうございました。

欲を言えば、また次のライブも現地で拝みたいなぁ。
そのために命の回転が悪くならない生き方を心がけますて生活していこうと思います。アディオス。


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