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3回目「君たちはどう生きるか」鑑賞

「キャラ○○は実在の××」と固定した見方をしているとつじつまが合わなくて混乱します。
場面が変わると同じキャラであっても役割が変わり、△△だったり□□だったり、さらに違う場面では別のキャラが実在の××だったりキャラの役割が場面場面で動的に入れ替わる為、場面単位で整理する必要があり、整理した内容を積み重ねる過程で見落としが無ければ、なんとなく伝えたいテーマが浮かび上がる感じです。
若干のネタバレで説明すると大枠として、戦時中の日本を描いた現実世界、和風の建築物(アバンタイトル)、母方一族の敷地、ジブリスタイルの洋風建築(ここからファンタジーを始めますよという合図)、現実世界との結節点(Aパート)、不思議な塔に入って最初の海と島、ペリカンの世界(Bパート)、石の神と王(大叔父)とインコ大王の世界(Cパート)、現れたトビラの中の世界からのクライマックス(Dパート)、戦後、疎開から都市へ再び戻る現実世界(エンディング)と大別した上で、各パート内でも相対するキャラが変わると双方の役割が変化し、背景のタッチを変える事で、現実、夢、幻想の描き分けがされており、ここから頭を切り替えてくださいねというサインととらえる事が必要です。
案外色々見落としていて見直すたびに新しい発見があり、複数回の視聴に耐える作りになっています。

さすがに3回目なので泣かずに済むかと思っていましたが音楽の力は偉大ですよね、一部ウルっとしました。

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