講座開催レポート②:自分も相手も大切にする健康的な対人関係
シングルマザーズデジタルキャンプのインテンシブコース集合研修の第2回・健康的な対人関係を築く~自分も相手も大切にする方法~を開催しました。
前回学んだ感情のセルフケアを土台に「他者とのコミュニケーション」を学びました。
言い出せないモヤモヤ
誰かが不機嫌そうに見える時。行動を変えてほしい時。何かを手伝ってほしい時。
「どうせ気づいてくれないかな?」
「これはわがままかな?」
「自分のせいかな?」
など頭の中でだけ考えて、結局言い出せずにいると、モヤモヤが蓄積されてしまいます。
健康的な関係のために必要なこと
言い出せずにモヤモヤすることも、要望を感情的にぶつけることも、どちらも関係性には悪影響です。
健康的な関係のためには、「お互いの感情」と「ニーズ(大切にしたいこと)」を大切にする「意図をもって」「対話」をする必要があります。
最初にやること
順序としては、他者よりも、自分とのコミュニケーションが先です。相手のことをああかな、こうかな、と思い悩む前に、自分自身は今どんな気持ちで、その奥にどんな望みがあるんだろう?と深く耳を傾けます。
キーパーソンは自分です。
わからないことを自覚する
まず、自分の望んでいることが明確になった上で相手に協力をお願いする。その際「相手の状況」や「能力」に見合った形でのお願いが大切ですが、実際は訊いてみるまではわからないもの。
一緒に考えてもらうくらいのつもりで対話するのがいいかもしれません。
お互いを大切にした解決策
「相手を否定せず」「自分を犠牲にせず」どんな方法があり得るか?今回も、参加者の実例から学ぶ時間をたっぷりとりました。
家庭でのこと、職場でのこと、複雑で要素が絡みあった実例だからこそ、ひもとく手順を一緒にたどることができました。
お願いしたりされたり
願いを叶えてもらったときに、申し訳なさではなく、喜びや感謝を分かちあえた方が相手にとってもハッピーです。人には「貢献したい」「誰かを喜ばせたい」という根源的な望みがあるからです。
同様に、相手からもお願いされる自分でいられたら、より健全な関係ですね。
健全な境界線とは
お願いをされる側にとって重要なのが「NOを伝える」という選択肢があるということ。
次回の第3回では、健全な境界線の大切さ、お互いの感情やニーズを大切にした「NO」の伝え方、その先にある可能性について学びます。
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