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【伴走スタッフ日誌3】シングルマザーズデジタルキャンプ・インテンシブコース2期実施レポート:集合研修②

「自分らしく働く」を目指し、6カ月間じっくり取り組む就労支援プログラム「シングルマザーズデジタルキャンプ インテンシブ(集中)コース2期」。

伴走スタッフの檸檬です。スタッフの目線から気づいたことや感じたことをご報告していきます。

インテンシブコース2期生 アーカイブ
【伴走スタッフ日誌1】:2期生スタート
【伴走スタッフ日誌2】:集合研修①


第2回 集合研修

6月1日(土)早朝6時半から、2回目の集合研修を実施しました。

今回も講師には、NPO法人リスニングママ・プロジェクトの高橋ライチさんを迎え、第1回の研修から1歩進めた内容を学び練習していきます。

1週間ぶりのZoomの画面では、知った仲間の顔が見え、前回よりリラックスした様子でスタートしました。

~自分も相手も大切にする方法~

前回の集合研修では、自分の「感情のセルフケア」について、ワークで手と頭を動かして学びました。

今回も講師のライチさんのレクチャーの後、ワークに取組み、具体的な実例を互いにシェアし、自分も相手も大切にする、健全なコミュニケーションのあり方について考える時間を持ちました。

講座開催レポートはこちらからご覧いただけます。

受講生の感想より

講座終了後のアンケート回答の一部をご紹介します。

Q. 講座全体を通して印象に残ったことを教えてください

お願いする前に、相手のタイミングや相手の立場・心情・能力を考えることを学び、今まで自分は一方的な要求をすることが多かったな~と反省しました。

私の悩みは伝えるのが難しく諦めるしかないと思っていましたが、具体的な解決策がでてきたのに驚きました。職場の先輩のニーズ(大切にしたいこと)を汲みつつ、現場のニーズ(大切にしたいこと)も満たす提案方法はあるんだなと思いました。

これまでは、どうしたら相手が動いてくれるか、自分の結果を出すことばかりに意識が向きがちで、悩むことが多かったです。しかし、自分のニーズ(大切にしたいこと)を明確にすることとリクエストで大切なことやお願いの後の心構えを教えて頂き、コミュニケーションという作業が双方にとっての「大切にしたいこと」を満たすことができる素敵なものなのだと再認識することが出来ました。

子育てや職場でのやり取りの中で、誰かを責める伝えかたではなく、改善や協力の意味での会話が出来るようになりたいと思いました。

これまでの自分のコミュニケーションを振り返ることができたり、学びから得たあらたな気づきを元に、よりよい対人関係を気づいていこうという意欲が溢れています。

Q.  講座を受講して役に立った(役に立ちそうな)ことがあれば教えてください

第一回の感情のセルフケア講座の内容を高校生の息子たちと共有したところ、とても興味深く聞いてくれました。家庭よりも学校など外の社会と接する機会が増えた彼らの生活の中で役立つことを願っています。

このように、前回の研修を早くも日常生活で活かされている様子が伺えます。

Q.  感情とニーズ(大切にしたいこと)について学んだいま、これからやってみたいことがあれば教えてください

放課後の公園で起きている子どもたちの危険、攻撃的な言動に対して、安心安全に過ごせる地域へ早急に改善できることを目標として、保護者同士で連携を取りながら子どもが過ごす環境について該当校の教員の方、教育委員会の方に話し合いの場を作って頂けるよう、リクエストを実行してみようと思います。

これまで、仕事上のコミュニケーションに大きな苦手感を抱いていました。今回、感情とニーズ(大切にしたいこと)の観点からコミュニケーションを紐解いたことで、その苦手意識がポジティブな印象に変わりました。

自分や他者の本質的な気持ちを大切にするという考え方は、全く自分を否定されている印象がなく、私にとって素晴らしい気づきでした。できる限り今後の生活で生かしていきたいと思います。

子育てに応用してみたい。子どものニーズ(大切にしたいこと)を考えて会話してみたい。

このように、日常生活と直結した具体的な回答もありました。

健康的な対人関係を築く

今回の研修は、就労支援の一環でおこなっていますが、職場でのコミュニケーションに留まらず、PTAや地域活動、さらには一番近い存在である子どもたちとの日々の関係の質を良くしていけるきっかけになります。

講座を終えて「子どもにも伝えたい」という声もありました。

健康的な対人コミュニケーションの学びは、キャリアと家庭、双方へ効果が得られ相乗効果も期待できる価値ある時間になったのではないでしょうか。

次回は、3回目の集合研修についてレポートします!お楽しみに。

文責:檸檬(伴走スタッフ)


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