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【開催報告】#STOP共同親権 署名を広げるもくもく会 vol.3〜わたしの意見を届けよう

離婚後共同親権について、ニュースでも耳にする機会が多くなってきました。先月2月、自民党法務部会が、離婚後の共同親権を導入する民法などの改正案を了承したためです。政府は2024年3月にも改正案を国会に提出し、成立すれば、公布後2年以内に施行するとしています。超党派の議員連盟や、全国青年司法書士協議会……様々な方の慎重論があるにもかかわらず。

シングルマザーズシスターフッドでは、信頼できる仲間と、安全な場に集まり、ちょっとまって共同親権 の署名を広げていくもくもく会を、第1回第2回と開催してきました。

この局面で私たちができることは?

2024年3月に国会で審議が始まる、というニュースに「この局面に来て私たちできることは?」そう考え、あらためて署名のページを見ると、「【緊急アクション】国会議員にはFAXを!」という記事を見つけました!

これだ! と感じ、3回目のもくもく会では、こちらのFAXを送る活動も一緒にやってみることにしました。

週末の朝に集まったシングルマザーの真剣な30分

今回はオンラインの会に5名が集結。土日の朝の忙しい時間帯ですが、「家事をしながらコメントしています!」という心強い声に励まされます。

前回に引き続き、まずはグラウンドルールを共有。安心・安全な場作りにはこのプロセスは欠かせません。

会のグラウンドルール

グラウンドルールを確認したあとは、さっそく手を動かしていきます。前回同様、署名のお願いメールの文面のひな形を使って、周囲の方に署名の呼びかけをする人、国会議員の方にFAXやメールを送る人……真剣な15分です。

「国会議員にFAXを送る」というのは、社会運動ではポピュラーな方法ですが、初めての方にはハードルが高い。そこで、かんたんなひな形を用意し、コピーして使えるように準備しました。

このような雛形を使い、思い思いに文面を書き起こしていきます


参加者の声

集まったシングルマザーからは、こんな声をもらいました。

国会議員にFAXを送る、という活動の方法があるのを初めて知った!

発信元を知られたりしたら怖いな、とか、匿名でも送れるのかな、と不安だったけど、これならやってみたい!

文案を一回、手書きしてみました。頭に内容も入ったし、自分の意見もすっ
きり書けそう!

今回作ったメール文案で、送れていなかった周りの方にメールしてみました!

考え、行動するにはエネルギーがいる

実は、今回の第3回もくもく会を開催するにあたって、私はちょっと悩んでもいました。

「もうできること、やってきたしなぁ」「共同親権のこと考えるのも、なんだかちょっとしんどいし……。」

そうなのです。社会や政治の問題について考えるのって、エネルギーが要るんです。ウクライナ戦争にパレスチナのこと、今も物資不足が叫ばれる能登半島地震後のこと……世界を見渡せば、胸が痛くなるニュースはそこかしこに溢れています。

特に共同親権については、いざ導入されたときの惨状を想像したり、過去の様々な記憶を思い起こすと、気が重くなってしまいます。

当事者だからこそ「ちょっと忘れていたい」という気持ちがあるのも本当のことです。

「手を動かす」に集中すると…

けれど、こうして仲間と「手を動かす」に集中すると、どうでしょう。

結果はわからないけれど、建設的なほう、自分にとって信じるほうに行動している、というそのシンプルな事実自体が、自分を不安や焦りの沼から引き上げてくれるのを感じます。

特に、この問題については「DVからのトラウマで、考えることも声を出すこともできない仲間がたくさんいる」と知っているからこそ、できるときに動けること自体が、しあわせなこととも感じます。

これも一つのセルフケアのかたち

シングルマザーズシスターフッドでは、セルフケアを大切にしています。

セルフケアには様々な方法がありますが、信じる未来のために軽やかにアクションする、というのも、一つのセルフケアなのかも、と思った瞬間でした。

そして、ぎゅっと集中して手を動かした後は、今を楽しむこと。子どもとひな祭りの飾りつけをして楽しむとか、読みたかった本を読むとか。そんな素敵な時間の使い方をしていこうと思います!

今だからこそ、小さなアクションに意味がある

あらためて、今日はじめてこちらの記事で、共同親権について知った方へ。
ぜひ、こちらのページをご一読いただき、ご署名をお願いします。

メールの文案についてはこちらでも紹介されています。緊急アクションとして、国会議員の方、地元の与党議員の方への電話やFAX,訪問での意見も有効だそうです。

特に、今だからこそ。

ささやかな抵抗の声からこそ

共同親権についてまだよくわからないという方は、ラジオを聞いていただいたり、こちらのサイトなどをじっくり、読み込んでみてください。

インターネット上には、強烈で人の目を引くような情報、人の恐怖感を煽る情報が、残念ながら、目立ちます。

でも、か弱くて小さく、強烈ではないささやかな抵抗の声からこそ、伝わってくるものがあるはずです。

文責:サチコ

#STOP共同親権

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