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スペイン旅2024(7)バルセロナ編

2024年4月17日(水)から28日(日)の12日間、夫婦二人で、シンガポールを経由し、スペイン、特にバスク地方を中心に旅してきましたのでご報告したします。

今回のフライトはシンガポール航空にて。セントレア中部国際空港⇒シンガポール・チャンギ国際空港⇒バルセロナ・エル・プラット国際空港へと行き、帰りはその逆。なお、シンガポールのチャンギ国際空港での乗継ぎには、行きが7時間あまり、そして帰りが18時間とたっぷりと過ごす時間がありました。

また、スペインでは、バルセロナ⇒サラゴサ2泊⇒ビルバオ2泊⇒美食の街サン・セバスチャン1泊⇒オンダリビアのパラドール1泊⇒バルセロナ2泊する旅程としました。


さて、今回は旅の終盤、最後の目的地バルセロナ編です。


いよいよバルセロナ

4月24日(水)
Vueling航空2487便は少し遅延しましたが、サン・セバスチャン空港からバルセロナ・エル・プラット空港ターミナル1へ午後7時過ぎに無事到着。

預けたスーツケースを受取り、バス乗り場へ。
なんとバス停には長蛇の列。
まずは券売機でバスチケットを購入。往復2人分で25.00€。
実はAerobusのWEBサイト(↓)で購入しようとしたら、なぜかクレジットカードがはじかれてしまい、購入できなかったので券売機を利用しましたが、現金払いOKとのことで現金で購入しました(事前に下調べしたらときには券売機はクレジットカードにしか対応していないとのことでしたが)。

長蛇の列に、ちょっと時間がかかりそうかなと心配しましたが、市内行きのAerobusが次か次に来て、15分ほどの待ち時間で乗ることができましたね。

バスの一番前の席を確保

空港からはAerobusに乗って30分ほどでカタルーニャ広場まで。

アルマ・ホステル・バルセロナ

私たちがバルセロナで2泊するのは、カタルーニャ広場から歩いて1ブロックほど歩いた場所にある「Arma Hostel Barcelona」。

バルセロナはやはりホテル代が高いので、どこか手軽に宿泊できるところはないかBooking.comで検索し、このホステルに決めました。
ここは、宿泊者が交流できる共用スペースもありましたが、部屋は広く、またシャワーやトイレ付きでした。

実はフロントにはスタッフが常駐しているのではなく、予め到着予定時間をメールで伝え、それに合せて立合いしてくれるようでした。
なので、もしも遅くなるようだったらWhatsAppを使って連絡を取るような形。

そう、サン・セバスチャン空港からの出発が30分ほど遅延していたので、その時点でWhatsAppで連絡。

ホステルの入り口は建物の入居者と共用で、大きな門扉があり、インターフォンでフロントに連絡し、門を解錠してもらいました。

そこからはエレベーターでPF階に上がるようにとインターフォンで教えてもらったのですが、なんとエレベーターが故障中。
仕方ないのでスーツケース2つを持って階段で上がる羽目に。

後から入ってきた住民らしき若者にスーツケース1つを持って階段を上がるのを手伝ってもらいました。
ほんと、ありがとうございました。

動かなかったエレベーター

フロントではまずパスポートを見せてチェックイン。またバルセロナの観光税の支払いも。
そして26日(金)はフライトのため、朝早めにチェックアウトしたいと申し出ると、キーボックスを用意するので、そちらに鍵を入れて出発してくれと言われました。

私たちの通された部屋は11号室。

あいにく、通りに面してはいませんでしたが、その分、静かな部屋だったかな。
なお、写真を撮るのを忘れてしまいましたが、部屋の広さは十分あり、暖房用のオイルヒーターもあったので妻はとても喜んでいましたね。

バルセロナの夕食

午後9時過ぎになったので、私たちにとっては遅めの夕食。
カタルーニャ広場の近く、サント・ペレ通りにあったファストフード店「Viena」にて。

妻はカルボナーラのペンネ、私は魚フライ入りサラダをおかずにビールを注文で合計23.30€。
久しぶりに野菜をたっぷりいただくことができましたね。

サラダはボックスに入っていて、テイクアウトも可能でした

カフェで朝食

4月25日(木)
バルセロナの朝7時。
ホステルの隣りにあったカフェ「365 Obrador」で軽く朝食。
カフォオレに、野菜たっぷりのチーズ入りサンドは一人分を2つにカットしてもらいましたが、これだけで結構ボリュームがありましたね。

カフェオーレと野菜たっぷりサンドで10.00€。

ちょっと朝散歩

カフェでの朝食後は、周辺を散策。
この日は午前9時半にグエル公園へ行く予定だったので、ゆったりとは、いきませんでしたが、朝からプチ観光できました。

カタルーニャ音楽堂( Palau de la Música Catalana)
サンタ・エウラリア大聖堂( Catedral de Barcelona)

中世の雰囲気たっぷりのゴシック地区。
歴史的な建物に囲まれた路地は、まだ歩く人はまばらで、迷ってしまったらちょっと怖いほど静かな佇まいでしたね。

ゴシック地区からランプラス通りへ。
そしてブケリア市場(Mercat de la Boqueria)にちょっと立ち寄ってみましたが、まだ朝早いせいか、人もまばらでした。
でも、少しだけ市場の雰囲気を感じることができましたね。

T-mobilitatカード

そしていったんホステルに戻り、休憩したあと、計画していたバルセロナ観光の開始。
バルセロナ観光はこの日一日だけ。

バスや地下鉄で移動したかったため、T-mobilitatカードを活用。

実は、このカード、シンガポールからバルセロナに到着した際、空港からサンツ駅に行くときに自動券売機で、係員に助けてもらいながら購入しましたものです。サンツ駅までの2人分の料金と、バルセロナ市内の地下鉄やバスなど公共交通機関が合計8回利用できる「T-Familiar」タイプで、11.20€と大変お得なカードです。

グエル公園

まずはグエル公園へ向かうため、バス停へ。
カタルーニャ広場に面したバス停「Pl Catalunya - Rambla Catalunya」から24番線に乗って20分ほどでバス停「Trav de Dalt - Torrent de les Flors」で到着下車。

バスはグラシア通りを走っていたので、途中、カサ・バトリョやカサ・ミラも車窓から見ることが出来ましたね。

また、グエル公園の入園券は事前に公式WEBサイトで予約しました(一人10.00€)。

午前9時半前、私たちの予約時刻(開演時刻)に公園入り口に無事到着し、すみやかに入園することができました。

さすがにグエル公園は人気の観光地とのことで、入園開始時間から賑わっていました。
そう、日本人観光客も結構いて、あちこちで日本語が聞こえて来ましたね。でも日本人よりも、韓国や中国の人が多かったかな。

朝一番のグエル公園。
ほんと、まだ団体客も比較的少ないので、ゆっくり記念写真を撮るにはこの時間がお奨めですね。

サン・パウ病院

サン・パウ病院の正面

グエル公園を楽しんだあと、バスで向かったのはサン・パウ病院(Recinte Modernista de Sant Pau)。

ここは、カタルーニャ音楽堂を設計した建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーによって建てられた、世界で最も美しいと言われる病院施設で、1997年に世界遺産に登録されました。
今は隣接施設に病院は移され、一般公開されています。

ちなみにサン・パウ病院のチケットは、カサ・ミラ入場との共通チケットを事前購入していました。
ここは比較的観光客は少ないですが、見どころはしっかりとあるので、お奨めしたいですね。

バルセロナでの昼食

しっかりとバルセロナ観光して、ちょっとお腹が空いたので昼食タイム。
サン・パウ病院からサグラダ・ファミリア方面へ歩いていた見つけたお店が「Restaurant Gaudeix」。

私たちが入ったときには、まだお客さんはいませんでしたが、注文する頃には台湾人のグループや、日本人のカップルも2組入ってきて、アジアの人ばかり。
もしかして、台湾の方や日本人がSNSで情報をアップしているのかなって思いましたね。

私たちは、チキンサラダ、エビのアヒージョ、そして魚介のスープ(サルスエラ)にアルコールを注文、合計33.70€。
味はまずまず、美味しかったかな。

サグラダ・ファミリア

午後からはまず、サグラダ・ファミリア(La Sagrada Família)へ。
1880 年代に着工したアントニオ ガウディによる有名な未完成の教会は、やはりバルセロナ観光では外せない場所ですね。

事前に入場チケットを購入し、内部も見てみたいという気持ちはありましたが、大変混雑が予想されていたので、今回は外観のみ見学。
一般見学で26.00€、塔に登るなら+14.00€かかるし、1日観光プランを組み立てる上では、外観だけで十分かなっと思いました。

生誕のファサード
受難のファサード

それにしてもサグラダ・ファミリアの周りは観光客だらけ。
また観光客目当てに、路上に土産物を広げて販売するアフリカ系の人や自撮り棒のレンタル商売する人もいて、私たちはササッと写真を撮影し、雑踏から逃れるように、サグラダ・ファミリアを後にしました。

実は私にとってはサグラダ・ファミリアを実際に見るのは27年ぶり。

そのときは、完成にはあと100年以上はかかると説明を受けましたが、工事がこんなに進行しているのはビックリというか、やっとここまで来たんだなぁと改めて思いましたね。

完成したら、今度は内部も見てみたいとは思いますが、私がまたバルセロナに来れるのは・・・いつなんだろうか。

1997年1月、受難の塔側から見た生誕のファサード側、
内部はまだ屋根に覆われていませんでした。

バルセロナ街歩き

サグラダ・ファミリアを見学した後は、カサ・ミラやカサ・バトリョのあるグラシア通りを目指して、街歩き。

途中、カフェに立ち寄ったり、食料市場にあった花屋さんで花々を見ながら、小休憩。

フラワーショップ「Flors Navarro」にて

それにしてもバルセロナの街。
通りのあちこちに個性的な建物があり、建築設計やまち作りに関わる人にとっては、ほんと魅力的な街だと思いますね。

「Casa Jaume Forn」
Dominic Granell Boadaにより設計・建築されたもの
右がカサ・バトリョ( Casa Batlló)、
左がカサ・アマトリェール( Casa Museu Amatller)

カサ・ミラ見学

さて、パルセロナ観光の最後の目的地、カサ・ミラ(Casa Milà)見学。

私たちは午後3時半の入場チケットを事前にWEB購入していたので(サン・パウ病院の入場付きで35.00€/人)、時間になったらスムーズに入場できました。

ここでは日本語のオーディオガイド付きだったので、ゆったりと解説を聞きながらガウディのこと、そしてカサ・ミラのことをより深く知ることができました。

天井裏のスペース
カサ・ミラの屋上

バルセロナ観光を終えて

これでバルセロナ一日観光は終了。

まだまだ見たいところはたくさんありましたが、翌日のフライトも控えていたので、無理せず地下鉄でホステルへ戻り、荷物の整理。

そして、カタルーニャ広場前にあるショッピングモール「El Corte Inglés」地下のスーパーマーケットで買物をして、帰りに早めの夕食。

スペインの旅、最後の夕食は・・・、なぜかインド料理。
そう、通りを歩いていたら、インド料理のお店「Restaurant Indian CHILLI」の看板を見たら、カレーが食べたくなり、決定。

お店に入ると、とても高級な雰囲気で、これは場違いだったかなぁとも思いましたが、若いインド系のカップルもいたのでちょっと安心。

でも、メニュー表を渡されましたが、メニューが多すぎてどれにしたら良いのか分からず。

妻が隣りの席で食事していた、その若いインド系のカップルに、「それ美味しい?(Is it good?)」と尋ね、美味しそうな顔して「Yes!」と返事してくれたので店員さんに、あれと同じものが欲しいと注文。

「Palak Paneer Wala(ほうれん草のチーズ入りカレー)」は辛さ控えめで、とても美味しかったですね。

食べかけの写真ですみません

ほうれん草のチーズ入りカレー、ライス、チーズナン、ミネラルウォーターと赤ワイン2つで、32.90€。

あとはホステルに戻り、帰りに乗継ぎで立ち寄るシンガポールへの入国手続きと、日本帰国時のVist Japanでの入国と税関申告手続きの準備を行い、早めの就寝。


バルセロナ編を読んでいただき、ありがとうございました。
次は旅の最終章、シンガポール乗継ぎ&帰国編です。

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