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「鳴子・早稲田桟敷湯」からの「軽食・喫茶 まるゆ」さんでランチ

 「疲れた!明日は温泉行こう!!」
 夫婦揃って残業が続いていた先週。
 金曜の夜、仕事を終えて帰宅した夫がそう言った。
 「行くー!どこ行く?」
 「どこ行きたい?」
 「鳴子!」
 鳴子温泉は、宮城県大崎市にある温泉郷。


 「鳴子行くか。天気も良さそうだし。」
 夫もすぐに賛成してくれた。
 「鳴子のどこ行く?」
 夫に聞かれ、返答に困る。たくさんの温泉施設がある温泉郷なのだが、私が知っているのは前回訪問した一箇所だけである。そして、その一箇所にめちゃくちゃハマってしまったのだ。でも、宮城が地元の夫ならば、他にも行きたい温泉があるのではないだろうか。
 そんな私の気持ちを察したかのように、
 「また早稲田行く?」
 夫がそう言ってくれた

 早稲田、とは、「鳴子・早稲田桟敷湯」のこと。
 昨年12月下旬、私が初めて鳴子温泉郷に連れて行ってもらった際に利用したのも、こちらの温泉である。


 上記リンク先の公式ウェブサイトによれば、昭和23年夏、地質学と鉱山学の実習のために宮城県の鳴子を訪れていた早稲田大学の学生たちが掘削した温泉とのこと。
 いかにも鄙びた温泉街といった落ち着いた建物の多い鳴子温泉郷にあって、その鮮やかな黄漆喰の外観には驚かされたのだが、コンクリート打ちっぱなしの内装は独特の雰囲気があって心地良く、何よりその泉質が素晴らしかった。
 その際のことは、noteにも書いた。

 前回訪問時は、体が芯から温まり疲れが取れたのはもちろんのこと、長く悩まされていた手指のひび割れも改善されたことに驚かされた。
 (注:効能には個人差があるのでこれはあくまで私個人の感想です。)
 「前と同じでも良い?」
 夫に尋ねると「俺も行きたいし」と言う。
 「早稲田行って、温泉の後であの喫茶店行くべ」
 「ひゃっほう!大好き!」

 ということで


三カ月半ぶりの再訪でした


 4月13日土曜日。
 朝早くに車で家を出発し、鳴子温泉のある大崎市に向かった。
 ちょうど春休みが終わった時期ということもあってか、温泉街は前回訪問時ほど混雑はしておらず、お目当ての早稲田桟敷湯も空いていた。
 通常は事前予約が必要な貸切露天風呂もタイミング良く空いていたので、今回はその場で申し込んで貸切露天風呂を利用してみた。
 これが快適!
 コンクリートの壁に四方を囲まれた貸切風呂なので外の景色は見られないのだが、それがむしろ安心感があって心地良く、程よく風も遮ってくれる。四角い青空をのんびりと眺めながらやや熱めの湯にゆったりと浸かっていると、50分があっという間だった。

 温泉でたっぷりと温まり体を休めた後は、もうひとつの目的地へ。
 前回同様、ランチはJR鳴子温泉駅前の「軽食・喫茶 まるゆ」さんでいただくことにした。


ジンジャーエール美味しい!
私が注文したサンドイッチ
ボリュームたっぷりで美味しかった!
夫はメロンソーダ
夫が注文した温玉カレーライス
これで普通盛り ごはんの量が凄い!


 由緒正しい喫茶店といった趣の建物、そしてメニュー。
 食べる前から嬉しくなってしまうくらいに落ち着く空間である。
 今回は、夫は私が前回注文した温玉カレーライスとメロンソーダ。私はサンドイッチとジンジャーエールを注文。
 どれも美味しい上に、ボリュームもあって嬉しくなる。
 ナポリタンも美味しそうだったしフロートやパフェも気になったのだけれど、さすがにお腹いっぱいで追加は断念。
 これはもう、再訪確定である。

 ちなみにこちらの喫茶店、現在、宮城県内のお茶の間のみならず日本全国のプロレスファンの間でも話題沸騰中の【TAXIめし リターンズ】において、全日本プロレス所属のプロレスラー・斉藤ジュン選手&斉藤レイ選手の「斉藤ブラザーズ」が鳴子温泉を訪れた際の放送でも、オープニングシーンに少しだけ登場していたりする。
(お二人が足湯を楽しんだ後にタクシーで案内されたのは別のお店ですが)


 帰り際、お会計の際に夫が
「ミヤテレ(ミヤギテレビを地元民はこう呼ぶ)の『OH!バンデス』見ましたよ!」
と言うと、
「そう!うちのお店も映ったんですよ!」
と、お店の方にとても喜ばれた。
 お店の方々が「斉藤ブラザーズさん」と普通に呼んでいるその様子に、こちらまで嬉しくなってしまった。
 斉藤ブラザーズのお茶の間人気、恐るべし。

 今回の放送では、お二人が「軽食・喫茶 まるゆ」さんの店内に入られることは無かったのが残念でならない。お店がJR駅のすぐ目の前でタクシーに乗るまでもないので、コーナーの趣旨的に仕方ないとは思うけれど。
 それでもいつの日か、まるゆさんで温玉カレー大盛りナポリタン大盛りをダブルできれいに完食する斉藤レイ選手や、その上さらに名物のこけしパフェに満面の笑みを浮かべる斉藤ジュン選手、といった姿を見られるのをひそかに期待している。


 何はともあれ
 鳴子温泉、おススメです。


今回も鳴子名物・餅処深瀬さんの「元祖栗だんご」を買って帰宅
甘いものは別腹
美味しかった!

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