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山中塗のお椀

 昨年末頃から、我が家の木製のお椀は欠けとヒビで限界を迎えていた。
 夫が独身時代から使い続けてきた愛着ある品ゆえ捨てるのも躊躇われ、これはというお気に入りが見つかったら買い換えようねと話しながら年を越した。
 そして、1月1日に発生した地震。

 「買い換えるなら、石川のものにしよう」

 どちらからともなくそう言いながら、けれど輪島塗りはそう簡単に手が届く品では無い上に被害が甚大で商品自体が僅か。これは何年か後に買えるようにお金を貯めておこうと夫婦で相談していたその時、noteで石川県出身の高田さんが入手可能な石川県の特産品を紹介してくださっていた。


 紹介されていた中に、「山中塗」があった。


 手入れが簡単な上に手頃な価格の漆器の数々。
 これは良い。
 欲しい。

 いろいろなお店を回った結果、本日、我が家に山中塗のお椀をお迎えすることが出来た。

石川・山中塗のお椀 千鳥模様
この美しさ


 地震も津波も、無い方が良かった。絶対に。
 でも、起きてしまったことならば、少しでも良いことに繋げたい。


宮城県産の雪菜とネギ、登米の油麩のお味噌汁


 晩酌の締めは、美味しいごはんとお味噌汁。
 山中塗のお椀は手に馴染み、口当たり良く食事を美味しくしてくれる。嬉しい。
 紹介してくださった高田さん、ありがとうございます。


 山中塗、おススメです。


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