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わかめごはんの素はスパゲティにも合う

 土曜日の朝恒例のローリングストック消費、今回はツナおろしパスタにした。

土曜日の朝食

 ここ最近、ツナおろしパスタにあおさのりを加えるのがお気に入りだったのだが、買い置きしてあったあおさのりを切らしてしまった。焼き海苔を刻んでトッピングしようか。そう思った時、目に入ったのが先日買ってきたわかめごはんの素である。
 和風スパゲティの隠し味に昆布茶を使うのは一般的なレシピである。昆布の風味がスパゲティに合うのならば、わかめも合うのではないだろうか。
 思い立ったら即実行。
 まずはいつものように大きな鍋でお湯を沸かし、沸騰したら2人分のスパゲティと塩を入れ茹でる。今回は7分。その間に大根をボウル半分ほどになる量たっぷりとすりおろす。おろし大根の上に大さじ1杯ほどのわかめごはんの素を振りかけるように入れ、そこにお玉1杯分のスパゲティの茹で汁を注ぎ入れて軽く混ぜ合わせる。大根おろしに温かい茹で汁を注ぐと、わかめの香りがふわりと立ち上る。菜箸で少し摘んで味見してみると、大根の甘味にわかめの塩気が程よく溶けて、この時点ですでに美味しい。
 茹で上がったスパゲティを皿に盛り、わかめの入った大根おろしをたっぷりかけた上に少量の麺つゆを回しかけ、仕上げにツナ缶をほぐしてトッピング。スパゲティが温かいうちによく混ぜ合わせれば、わかめとツナのおろしスパゲティの出来上がり。
 前夜の残りのキャベツとネギとしめじのお味噌汁を添えていただく。


 「美味い!わかめ合う!」

 夫、大絶賛。
 ツナとわかめ、どちらも海の物だから合うだろうと思ってはいたが予想以上の好相性である。

 「美味しいね!ツナ缶、いつもより少ないんだけど、わかめのおかげでちゃんと塩味するね。」

 私がそう言うと

 「塩味、ちょうどいい。全然足りなくない。」

 もぐもぐ食べながら夫がうなずく。
 最近は、特売のツナ缶だと内容量が少ないものもあって、ツナおろしスパゲティを作る際には一人分でひと缶使うことが多かった。けれど今回は、わかめごはんの素にもしっかり塩味がついているのでツナはひと缶を2人分ににしてみたのだ。仕上げの麺つゆも、いつもよりかなり少なめ。けれどしっかりとした味わいに仕上がった。大根おろしとわかめごはんの素を茹で汁で和えたからか、わかめの旨味と香りがスパゲティとよく馴染んで、いつものつなおろしスパゲティよりも美味しく感じる。


 あっという間に完食。
 お腹いっぱい大満足の一日の始まりになった。

 お湯を沸かす時間を合わせても、調理時間は10分程。今回は朝食にしたけれど、これはお出かけ前のお昼など時間があまり無い時のメニューにも良さそうだ。
 我が家の簡単料理の定番がまた増えた。

 

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