投影と罪悪感

「NOTE」というブログを書く時の私の体内には、「クールにハードボイルドにきめたい✨✨✨」、「クールで格好良い人だと他者から思われたい✨✨✨」という気持ちが入ってきて、それと身体が同一化するのを感じる。

「クールで格好良い人だと他者から思われてよい気分になりたい✨✨✨」となっている自分を見た時の私の身体のどこがどんなふうになっているのかを見聞感味する。

目を閉じて深呼吸。ゆっくりと大きく深呼吸。

腕と肩の付け根の前側がジンジン、ソワソワしている。それを感じながら深呼吸。肩をぐっと上に引き上げてストンと落とした。大きな深呼吸。背骨を感じた。腹筋が緩んでポコンと下腹が膨らんだのを感じた。深呼吸。お腹の中がグルグルしている。胸がグジュグジュしているのを感じる。大きく深呼吸。

「こんなことを書いて何になるんだ!頭が変な奴だと思われるぞ!」と叫ぶエゴの声が聞こえた。深呼吸。ゆっくり大きく柔らかく深呼吸。両腕を少し広げてパソコンの両脇に置いた。脇が緩んだのを感じた。肩と腕がくっついているところがジンジンと鈍く痛む。

「そんなことを書いたら、”病院行けよ”とかってからかわれて攻撃されて、つらい思いをするぞ!」と叫ぶエゴの声が聞こえる。目を閉じて深呼吸。

「お前はこれを書くことで誰かの助けになるかもしれないと思っているようだけど、そんなのオマエの独りよがりだ!誰もお前の書いたブログなんか読まない!見もしない!お前はここで一人ぼっちで叫んでるだけなんだ。お前は格好つけの、ええ格好しいの、裸の王様だ!そんなお前を見て、みーーーんな笑っているぞ!!!」と叫ぶエゴの声が聞こえる。

それらのエゴの声を聴くと、体に力が入ってこわばるのを感じる。肩と腕の付け根に痛みを感じる。肩と腕の付け根辺りが、前に前に縮こまっていくかのような感覚を感じる。前に前に縮こまって背中が丸くなっていく感じを感じる。眼球に悲しみが張り付いているのを感じる。目の奥のあたりに何かがしがみついていて、ぶら下がっていて、ずずずず~~。。。っと引きずりおろそうとしているかのような感覚を感じる。

下半身が感じられた。猫と私の太ももが接しているところが感じられた。猫が私の太ももの上でもぞもぞと動くその漢字を感じた。深呼吸。

足の裏と床の接地面が感じられた。足の裏が床を押すでもなく床が足の裏を押すでもなくただ接しているという感覚を感じる。別の猫が「にゃー!」と鳴きかけてきたのに手を伸ばして猫の頭を撫でた。深呼吸。

お腹の中に意識がいったのを感じた。お腹の表面辺りの前側と両脇がドックンドックンと鼓動のような感じで脈打っているのを感じる。深呼吸。。。。深呼吸。。。。。深呼吸。。。。。お腹の中は。。。呼吸。。。少し硬い感じを感じる。じっと動かない感じ。その感じを感じながら呼吸。「ああ書かなきゃ。。こう書かなきゃ。。」という声が小さく聞こえた。呼吸。。。呼吸。。。目を閉じている自分の瞼の裏側に意識がいった。黒地に蛍光色の細かなザラザラした砂のような模様や、うねうねした線のような模様が見える。呼吸。。。深呼吸。。。大あくび。。。特大の大あくび…あくびで出た涙が眼球を覆うのを感じる。気持ちよい。大あくび。喉の奥とお腹の底がつながったかのような大あくび。

「こんなの誰も読まないぞーーー!!!」というエゴの声が遠くに聞こえた。大あくび。また大あくび。。。。大きく開いた喉元とお腹の底がつながったかのような感覚を感じて、おええええっっとエアー嘔吐。良い感じ。

両腕をまっすぐ上に伸ばして背伸び。もう一度両腕を両脇からまっすぐに伸ばして背伸び。特大の、顎が外れそうな大あくび。肩を上に力強く引き上げて、ストン。おろす。あくび。肩が柔らかくなっているのを感じる。あくび。

うん。これでよいように感じるので、これはこれで終わり。

今日は投影と罪悪感というテーマで書こうと思っていたら、こういう流れになっていった。

それもまた良し。

感情開放永田香織

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