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観水庭こぜにや(鳥取・鳥取温泉)宿泊記*2018年5月

市街地の真ん中にありながら、温泉旅館の情緒を楽しめる宿

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今回訪れた「観水庭こぜにや」は、JR鳥取駅から車で5〜6分、徒歩でも10分程度の市街地の真ん中にある旅館です。車の多い大通りに面し、すぐそばに高架の線路も走っていて、とても温泉旅館があるような場所には思えません。しかし一歩館内に入ると、ロビーからは大きな池のある中庭が一望でき、ゆったり静かな時間が流れていました。

ロビーにて女性向けサービスの色浴衣を選んだ後、館内の説明を受けながら客室へと案内していただき、チェックイン手続きは部屋で行いました。

[客室]機能的で落ち着く、コンパクトな和室のお部屋

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こちらの宿は全24室あり、今回は「白水館」の8畳和室に宿泊しました。こぢんまりとしたお部屋ですが、淡い色調の壁紙で部屋全体がふんわり明るい雰囲気です。

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窓からは向かいのマンションやビルが見え、私が泊まった4階はJRの高架と同じくらいの高さにあり、時折電車が走るのも見えます。

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窓を開け放すと騒音がかなり気になりますが、部屋の窓が二重サッシになっていて、閉めると外の音はきちんと遮断され静かでした。

客室内のバスルームはビジネスホテルのようなトイレ付きのユニットバスになっていましたが、宿には温泉大浴場と貸切風呂があるため、ほとんど利用する人はいないのではないかと思います。

[温泉]自家源泉の掛け流し温泉を貸切で堪能

温泉大浴場は男女1ヶ所ずつあり、夜は0時まで、朝は6時から利用でき、夜と朝で男女入れ替えとなっていました。大浴場は撮影が禁止されていたので写真はありませんが、平らな石を敷き詰めた内風呂と、大きな窓を隔てて、内風呂と同じくらいの大きさの露天風呂がそれぞれあります。自家噴泉の掛け流しで鉄分を含んでいてほんの少し濁ったお湯です。

貸切風呂は「なでしこ」と「二人静」の2ヶ所あり、それぞれ空いていれば中から鍵をかけて、いつでも自由に貸し切ることができるシステムです。

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鍵が閉まると温泉棟へ向かう途中に掲げてあるプレートが光って使用中を知らせるようになっていました。貸切風呂の入り口まで行かずとも手前で確認できるのがよかったです。

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貸切風呂「二人静」は樽型の檜風呂で、露天になっています。塀の向こうは大通りのためどうしても車の騒音などが聞こえてきますが、ジャズのBGMが静かに流れていて、心地よく湯浴みができました。夜には坪庭の緑がライトアップされ美しかったです。

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もう一つの貸切風呂「なでしこ」は石造りの内風呂で、家族で入っても余裕がありそうなほど広々としていました。

[食事]食の宝庫・鳥取の名産をお腹いっぱい楽しめます

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食事は夕食はお部屋でいただきました。地物のお魚や、鳥取和牛のしゃぶしゃぶなど、海も山も間近で食材の宝庫である鳥取の名産を活かした料理が並びます。

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今回予約したプランでは、通常より1品少ないプランでしたが、それでもボリュームたっぷりで、品数もバリエーションも豊かでした。

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朝食は1階のレストラン「若草」にていただきました。朝食も鳥取の名産が盛りだくさんです。

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特に鳥取名物のラッキョウがテーブルごとにお椀に盛られていて食べ放題だったのが印象的でした。また、豆腐と魚のすり身でできた、郷土料理の「とうふちくわ」を初めて食べましたが、ふんわりとした食感で大変おいしかったです。

今回、出張で利用しましたが、駅近でとても便利なアクセスだったので助かりました。鳥取駅周辺にはビジネスホテルもいくつかありますが、温泉にゆったり浸かれて、郷土料理や名産がズラリと並ぶ夕食・朝食をしっかりと食べられるこちらの宿は、旅行で訪れるのはもちろんですが、出張や一人旅でもぜひおすすめしたいと思いました。

※写真と内容は2018年当時の情報です。ご了承ください。

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