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とおくへにげたい♨️旅館・ホテル宿泊記

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趣味の国内逃避行で訪れた温泉旅館やリゾートホテルの宿泊記をまとめています。
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#旅館

海の旅亭 おきなわ名嘉真荘(沖縄・恩納村)宿泊記*2017年4月

沖縄と北海道の競演がユニークな、沖縄初の和の旅亭今回訪れた「海の旅亭 おきなわ名嘉真荘」は、沖縄・恩納村の東シナ海沿岸を通る国道から山側に少し上った小高い丘の上にあります。「沖縄初 和の旅亭」というコンセプトで、2016年12月にグランドオープンした宿です。チェックイン時間ほぼぴったりにレンタカーで到着したら、スタッフの方がすでに外で待っていましたが、バレーサービスはなく、荷物を車寄せで降ろした後、車は自分で駐車場に入れました。 エントランスを入ると下足場があり、そこで館

青山やまと(静岡・伊東温泉)宿泊記*2017年3月

細かいおもてなしの連続に身も心も癒される宿 海を背にして伊東市街地を山の方へ向かうと、小高い丘の上にこちらの宿があります。車寄せに到着すると、すでにスタッフの方が表に立っており、素早く出迎えてくださいました。こちらはバレーパーキングとなっており、車はキーを預けて駐車場へ回していただきます。 エントランスを入ると、広い下足場とフロントがありますが、チェックインは奥のラウンジでゆったり柚子茶をいただきながら行います。 ラウンジの一角に色浴衣と帯が置いてあり、女性は好きな色柄

おちあいろう(静岡・湯ヶ島温泉)宿泊記*2017年1月

建築と文学の歴史的価値をきちんと後世に伝えている文化財の宿 今回訪れた「落合楼村上(現・おちあいろう)」は、伊豆半島のちょうど真ん中あたりの湯ヶ島温泉郷に明治初期に創業した旅館です。昭和初期に大改築を行った際に建築されたものが、現在国の登録有形文化財に指定されています。 文化財の登録は“宿全体”という括りではなく、階段や門など個別に指定されるとのことで、こちらの宿では計7か所が登録されているそうです。いわゆる「文化財の宿」と銘打っている旅館は全国にいくつもありますが、客室そ

食べるお宿 浜の湯(静岡・稲取温泉)宿泊記*2016年10月

食べる喜びと湯めぐりの面白さを体感できる宿今回訪れた「食べるお宿 浜の湯」は、東伊豆・稲取温泉の岬の突端にあり、海のすぐ目の前にそびえる旅館です。車でアクセスすると、宿の前でスタッフが誘導してバレーパーキングでスムーズにチェックインできます。 エントランスを入ると、吹き抜けの天井まで一面ガラス張りの開放的なロビーがあり、こちらでチェックイン手続きを行います。 この宿は、街側眺望の標準客室から、134平米を誇る露天風呂付きスイートルームまで21種類もの部屋タイプがあります

石葉(神奈川・湯河原温泉)宿泊記*2016年9月

季節の美食と上質な温泉で日頃の疲れをリセットできる宿 「石葉」は、JR湯河原駅から山の方へ車で10分ほど行った山の中腹にあります。温泉街のメインストリートの国道から狭い道に入り、坂をどんどん上っていきますが、ギリギリ車一台分の道幅しかなく、対向車が来ない事をひたすら祈りながら車を進めました。宿に到着すると、すぐにスタッフの方が出てきて車を誘導してくださり、荷物を預かってくれます。のれんをくぐると仲居さんが三つ指をついて丁寧に出迎えてくれました。 [客室]シンプル&ソリッド

東府やResort & Spa-Izu(静岡・吉奈温泉)宿泊記*2016年1月

広大な自然を生かしながら、見どころも盛りだくさんの宿「東府やResort & Spa-Izu」は、伊豆半島のちょうど中央に位置する吉奈温泉にあります。江戸時代から続く老舗旅館を、数年前に全面リニューアルした和モダンのスタイリッシュな旅館です。東京ドームおよそ2.5個分という広大な敷地に客室30室と温泉、食事処などが点在しています。 到着すると玄関棟のフロントに通され、こちらでチェックインとなります。 [客室]客室半露天温泉つきの広々とした和洋室今回宿泊したのは「温泉半露

いさり火(静岡・伊豆大川温泉)宿泊記*2015年12月

食、温泉、星空、海。伊豆の自然をまるごと堪能できる宿今回宿泊した、伊豆大川温泉「いさり火」は、東伊豆の海岸道路から山側へ少し入った高台に位置します。急な坂道やヘアピンカーブ、幅員の狭い路地を注意深く抜けて宿に到着。運転に不慣れだとすこし不安かもしれません。 エントランスを入るとすぐ横にラウンジがあり、こちらでお茶とお菓子をいただきながらチェックインします。大きな一枚板のテーブルや、木のぬくもりを感じるいろいろなデザインのチェアが点在しており、全面の窓からは相模湾が一望でき

鄙の宿 金宇館 (長野・美ヶ原温泉) 宿泊記*2015年9月

今回訪れた「鄙の宿 金宇館」は、長野の美ヶ原温泉にあります。温泉地といってもいわゆる観光地のような雰囲気ではなく、周囲には老人ホームがあったり小さなアパートが建っているような立地です。 車を進めて行くと、そんな中に突如一軒だけ重厚な雰囲気のこの宿が現れます。決して大きな建物ではありませんが、本館は昭和3年、別館は昭和7年に建てられたというだけあり、ただならぬ年季を感じます。 立派な松が覆い被さる石門をくぐり、入り口に進むと、今晩宿泊するゲストの名前が黒い板に白い筆文字で

湯けむりの里 柏屋(栃木・川治温泉)宿泊記*2015年8月

穏やかな時間の流れにほっこりする、老舗温泉旅館「湯けむりの里 柏屋」は、日光温泉郷・川治温泉にある大正15年創業という老舗の宿です。 日光市街地方面から国道を北上し川治温泉郷に入ると、すぐに柏屋の看板が見え、木立の合間から重厚で堂々とした佇まいの正面玄関が見えてきます。 玄関で予約の名前を告げると、正面奥にあるロビーのソファへと案内され、水羊羹とお茶をいただきながらゆったりとチェックインしました。その後、客室係のスタッフの案内で部屋に入り、そちらで食事の時間やアレルギー、