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鳴潮のメモ#1
色々なやるべきことが一段落したので遊び始める。期待作なのでメモを書き留めることにした。ネタバレに対する配慮なし。
冒頭ムービー
~ 仲間との出会い ~ 白鎧打倒 ~ 令尹の広域通信
白い女性に突き落とされて落下。水の中で異世界に? 白い子の黒いverのような女性に救われる。内容が全く判然としない。
二人の人物に助けられる。赤髪の女性は熾霞(シカ)? →馬小芳?マーシャオファウ?という異名があるようす。もうひとりの女性は秧秧(ヤンヤン)。
目覚めた場所は雲陵谷で、皇瓏領の今州城の外、ということらしい。皇瓏領がたぶん県のようなエリアで、雲陵谷や今州城は県内個別の地域か。
熾霞の駆け出すモーションがとてもいい。会話劇に期待が持てる。会話中の表情・モーションは豊富で、人形が立っているだけという感は少ない。
共鳴者は風から情報を読み取り、無音区の形成を感知できる存在?
断片的なワードの開示が続く。瓢箪はスマートフォンらしい。
ヒーローショーという言葉に(今州流行りの演劇)とルビが振られている。こうした世界観のすり合わせは細かいことだが大事。
この世界における異変に関する語句について情報が開示されていく。
天空海と無音区。天空海の発生は危険であるらしく、通信障害をもたらす。また無音区も同様に危険だが形成直後は潜伏期間がある。形成時間が短いほど潜伏期間は長く、そしてより強力な残像が出現するそう。残像はモンスター的な存在のことらしい。こうしたワードの洪水は楽しい。
そんな天空海と無音区が俄に発生する。ヤンヤンと熾霞にとっても慮外らしい。そして遥か崖下、無音区の中央付近には漂泊者の怪我を癒やしたという白芷らしき人物。3人で崖から降り立って白芷に声をかけると、妙に不穏な振る舞いで漂泊者の体調を慮ってくる。白い小龍のような生物を行使しているのはさておき、なかなか感じの悪い人物。それにしても、期待を裏切らず会話劇中のキャラクターの仕草が豊富。
しかし潜伏期間とはいえ危険な一帯で呑気に話さないほうがいいと思うけれども、言わないお約束か。
案の定、ボスらしきとの戦闘が始まり俄に慌ただしくなる。戦闘中のスクリーンショットを撮る余裕は一切ない。FNキーとHomeキー同時押しでしか撮影できないから。怒ると翼を生やす甲冑騎士。アクションの基本が出揃い始める。操作感はかなり良い。
残響=残像の残滓らしい。
さて、また世界観の断片的な情報が開示されていく。万物は周波数で構成され、音には必ず響きが残るらしく、そうした残響は瓢箪内のデータドックで回収できるらしい。残響は回収すると音骸になる。音骸が何なのかはよくわからないけども。怒涛級というワードによると、残像にはランク付けがあるようす。
漂泊者はずいぶんな選ばれし者らしく、白鎧の残像を身体で吸収してしまう。主人公であるからには何かしらのアドバンテージのあるほうが物語を引っ張っていきやすいのは確か。吸収前、空腹を訴える子どものような声が響いて不穏。
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白芷は漢方に使われるヨロイグサの漢名で鎮痛鎮静に用いられるそう。つまりヒーラーキャラに薬草の名が冠されているようなアレ。華胥(カソ)研究院とやらに属しているらしい。華胥は検索すると一般的にはカショと読むようだけれど、表記ゆれの範疇か。
さておき、瓢箪抜きで音骸を吸収するのはレアケースだが前例がないわけでもないらしい。その点について、ヤンヤンが突如として古典の引用をそらんじ始めた。分かるよ。私も子供の頃は古事記の国生みをそらんじたりするのが格好いいと思って必死で暗記しようとしていた。
紀世通鑑 瑝瓏編 創世神話とやらは以下のように記しているらしい。
天人、乾坤を指掌に宿し、その身に音骸を納める。一気凝化、生まれし盤古、天地覆い、経緯相応を以て、四方を照らす。而して瑝瓏史始まり 初めて庭州分かつ
瓢箪デバイスの開発よりずっと以前に、すごいお方が最強の残像を吸収し、その力で世界を創り瑝瓏の歴史が始まる、という感じだろうか。創世神話なんてそんなもの(適当)。また瑝瓏の歴史は数千年あるらしい。とりあえず中国モチーフで大雑把に想像しておこう。これと同様の力を有しているなら、漂泊者は遥か古の存在ではないか? と熾霞。
最高執政官? 令尹とやらの広域通信が始まり、更に情報が次々開示されていく。
今州の今令尹「今汐(コンシ)」、白ツインテの一人称余。何やら漂泊者への好感度高め。どうやら令尹は役職名のよう。今・令尹=現・最高責任者、といった感じか。残像潮=敵の戦線で、今州は対残像潮の前線拠点のような役割を有しているようす。
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こうした起伏に富んだ顔のモデルはアングルによって印象が大きく変わるので、よほど各アングルの整合性が取れていないと扱いづらい。 頬骨~頬の張り出し、口の前後位置の塩梅など、綿密な試行錯誤が重ねられたのだろうなぁと思う。それから首と頭の繋がり。
令尹は現実においては、殷王朝における宰相にあたる職位で、原義としては神官職の長、ということらしい。また、今汐という名前も本名は汐の一文字であり、令尹に就任した際に今州から一字を賜ったようだ。
さておき、明らかに漂泊者らしき存在を意識し、その気があれば辺庭とやらを訪ねよと言い残し令尹の通信は終わる。つまり、先行きの目標が一応は決まったということ。
瑝瓏領の瑝は"玉がぶつかり合って鳴る大きな音"という字義らしく、単なる皇とはまったく意味が変わってくるので留意の必要がありそう。
瓏の字義も"玉が触れあって鳴る音。また、明らかなさま"。つまり同じ意味の字を繰り返して強調しているの地名のようす。
どうやら本作は水や波といった要素と並び音も重要視されているらしい。攻撃システムに奏という字が使われている点などから読み取れる。よく見直すと鳴潮(wuthering waves)もその二要素をしっかり押さえている。汐も名前そのものは完全に鳴潮と被っているのだが、やはり重要な役割を担うのだろう。
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ただし音骸にフレーバーテキストは無い。勿体ない。言葉の霊威を感じられる機会の損失。ひょっとすると高レア音骸にはついているのかもしれないが。確認したところ敵やアイテムに関する図鑑も見当たらなかった。
アクティブスキルを持つ音骸を複数装備すると効果が複合されたりするかと思いきや、使用できるのは一個目の音骸のアクティブスキルのみらしい。
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近隣一帯は望龍郊というらしい。先に龍を象った歳主とやらの巨像があったが、あれを望む地という意味なのか、はたまた龍の治める地たる今州を望むという意味か。また周辺にNPCがいたものの、会話が全く設定されていない。こういうものに遭遇するとなんとも残念な気持ちになる。そんなに欲深く求めるなら、自分で会話を妄想したらどうなのか。しかし、まだそれが十分にできるほど世界観に馴染めていない……
今州城到着
~ 令尹と謁見 ~ 華胥研究院へ
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熾霞がパーティに正式加入。巡尉らしい。それで、巡尉とは? 尉官の軍人というよりは巡査とかそのあたりの職位のように見える。共鳴能力はファイア。正確には熾炎動火。ようするに火をおこして自由に扱える、という感じか。共鳴の発生には自然発生/突然変異というパターンがあるようだ。このあたりは無期迷途のコンビクトの設定が思い起こされる。
ところでヤンヤンは夜帰所属らしく、熾霞とはまた異なる出自のようす。一般的な組織かと思っていたが、熾霞が属していない辺り、なにか特別な地位にあるのだろうか?
街に到着したとき、怪しげな女性に見張られていたような気もするが、たぶん気のせい。
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先駆条約? どうやら店か機関の名前らしい。詳しく尋ねてみると、元はユニバース地理協会と呼ばれていたらしい。新しい名称も先駆協会の方がわかりやすかったと思うけども。世界の探索・究明を目的とする組織。つまり……冒険者組合のようなもの。現地調査を通じて文明の再生/世界の復興の様子を広報する活動も兼ねている。
悲鳴は世界規模の大災害であり、その影響で人類の活動範囲が狭窄に押し込められているようす。また、悲鳴で汚染?された後の土地を探索するアイスブレーカー小隊という人々もいるらしい。なんとなく世界の暮らしぶりの規模感が見えてきた。
海蝕現象というワードも目にするが詳細は不明。何かしら良からぬことが起きているようだ。
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中枢信号。つまり、最大のサーバーにして集約センター。大型ナビゲートシステム・防衛システム・地域インフォメーションセンターってとこらしい。……これをベースに各地の信号塔を機能させている、みたいな感じだろうか、たぶん。瓢箪はどうやら盤古デバイスと呼称されているらしい。SFの色合いがどんどん濃くなり、三体を結局読まずにいることについて恐怖が湧き上がってくる。
さて、遊覧ほどほどに辺庭で令尹に御目通り。と言いたいところだけども、そう上手くことが運ぶわけではないらしい。令尹は不在で、代役として近衛である散華様がお出ましになる。散華様。さんげさまではなくさんかさまらしい。億劫だから辞書登録をしていないのに、令尹がもう一発で変換できるようになってしまった。
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遠間からだとキャラモデルの顔がどれも同じように見えるのだけれど、しっかり大写しになると差異が明確に見て取れるし、ほんとうに美人。横顔において前髪のサイドで目が隠れないようにしつつ、正面での見映えも両立させる調整はとても難しいのに。
しかし、話の流れ上おそらく、モチベーションをどう持てばいいのかわからないお遣いを命じられている! きっと為さなければ漂泊者の道は断絶するのだろう。とはいえ、モチベーションはほんとうに無いに等しい。
令尹側もそうした反応は想定内らしく、散華を通してあれこれとパンくずのように情報を散りばめてはくれる。それにしても、フキダシ…選択肢、さっきまではどれか一つ選んだら次に進んでしまったのに、このシーンでは全て閲覧できるらしい。UIのもつ意義が統一されていない。
今汐は散華を通して4つの印(ヒント)を渡してくれたようで、これらを元にどこかを目指す必要があるようす。まるで国土を丸ごと使った謎解きアクティビティみたい。1つずつスクリーンショットを掲載するのはめんどう。
また、夜帰(ヨキ)についても教えてくれた。共鳴者の集団で、忌炎将軍らしきの率いる駐屯軍であるそう。下位集団に破陣や伏波、踏白など。ヤンヤンもこれに属している。
今州は瑝瓏の中では辺境、対残像潮侵攻の最前線。つまり今汐は辺境伯という感じの立場かな。大抵、辺境国は立地のため戦に晒され続けているから武力上は強大だが、内地からは疎まれがち。そして内地の国々は当然平和呆けしている……というイメージ。他の地域が実際にどうなのかは不明。
そういえば、他の地域も合わせて瑝瓏に存在する土地を一庭六州と呼ぶそう。今いる地域を除いて他の地域を指す場合は一庭五州。いずれにしても語呂はいい。
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ローディング画面で妙に詳細な情報が開示される。それなら、こういうのは用語集的なシステムに収めなさいよ。
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今汐から渡された4つの印に関して予想を立てる。マンゴスチン、謎の飴、場所の特定には繋がりそうな葉、方位も示せる日時計。順当に考えれば、葉とマンゴスチンはそれらの植生と関係する地域を示しているように思えるが……
まさかプレイヤーの推理だけで先行きを決めろというわけではあるまいし(それはそれで面白いと思うが)、華胥研究所という明らかなブレーン集団を訪ねて指針を示してもらう運び。
ところで、華胥って何、と調べたところ”華胥の夢"という故事成語があるようで、すなわち吉夢のことらしい。悩める帝が昼寝中の夢に見た理想郷が"華胥の国"らしいが、華胥研究所は研究者らの理想郷という意図の命名? うーん……安直かも。まず華胥は現実の歴史における氏名や地名らしいし。現実に存在する固有名詞をやそれに基づく慣用句を架空世界で用いることに対する是非(またはどこまで許容するか)という問題について、受け手は決してまじめに考えてはならない。だってフィクションだから。
ついでに、どこかで見た字面のような……と記憶の蓋を開けてみたところ、果たして、華胥は東方妖々夢のキャラクター、西行寺幽々子の異名とスペルカードに使われていた熟語だった。もし鳴潮をやらなかったら、この言葉と再会するのは人生のいつ頃になっていただろう?
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モルトフィーに日時計を精査してもらい、漂泊者は白芷によって身体検査を受けることに。今日はここまで。
今までのところひじょうに楽しい。雰囲気抜群のよくわからない場所に投げ込まれ、左右も覚束ないまま世界のイメージを掴んでいく過程。
漂泊者のキャラデザインもモチベーション要素としてかなり大きい。思わず描きたくなるデザインだし、作画コストもさほど高くない。他の共鳴者も、ひと目見て作業量に身が竦むのは今のところ今汐くらい。
男漂泊者はタイトなシルエットのテックウェア風衣裳であるのに対して、女漂泊者の衣裳はくノ一のような、逆髪の結羅のような……逆髪の結羅を操作できるオープンワールド……? それは素晴らしい。加えて目尻の赤も印象的で、この一要素の有無で顔周りの雰囲気が一気に華やぐ。
ステータス画面でキャラモデルを矯めつ眇めつしていると、やはり顔、特に目元の表現のリッチさには息を呑む。瞳孔やハイライトの表現がキャラクターによって違うのは元より、瞳と上側アイラインとが接する境界付近の反射光(これの一般的な名称を知らない)の塩梅すらキャラクターによって異なる。更には熾霞が顕著だが、アイラインにハイライトが乗っているキャラまでいる。つまり熾霞はまつ毛がつやつや。
私はこれらの表現が好き。好きな3Dモデルとゲームを自分で用意しなくても誰かが用意して遊ばせてくれるという、なんとも贅沢な時代。
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