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ヤギ汁Fall in Love

皆様ごきげんよう。はいお疲れ様。
ヤギ汁男優でお馴染みシンスです。

奄美に移住し明日から仕事。
そんなめでたい日には当然、皆様もヤギ汁を食べる事かと思います。聖書にそう書いてあります。

伝統的なヤギ汁は、鰹だし・塩、ネギ、ヤギ肉くらいしか入れない非常にシンプルな料理で、ハレの日によく食べる、滋養強壮にもよい、沖縄・奄美の伝統食。

ミスター味っこの生まれ変わりだと言われております私、「こうすればもっと美味しいよ!」という味っこ精神で、鶏ガラやしょうが、ゴボウに厚揚げひらたけ人参と、色々ぶちこみまして。

これがまた、旨いのなんの。

ヤギ肉に関しては、「皮が臭い」と前情報。
確かに豚足のような臭みはします。
という事はです。
仕込みの段階で、湯がいては捨て、湯がいては捨てを3,4回繰り返せば臭みはほとんど取れる理屈になります。
なりますが、それではヤギのエキスも捨ててしまう事に。
伝統的にも『しっかりとアク取り』と言われてるので、臭み取りの段取りは無しに。

最後に圧力鍋にかけて完成。

圧力が抜けた後蓋を取ると、完全に豚足のような臭みが立ち上ります。
『これは臭い』と納得の臭さ。
しかし肉や汁自体はほとんど臭くない。
中身(モツ)は部位によっては臭いか?レベル。
肉の臭みは全くないと言ってよい。

更に、和からしをつけて食べると完全におでん。
これがまた酒に合う。

酒は奄美の銘酒、黒糖焼酎れんと。
アルコールの尖った分子構造を、音響熟成法で丸くまろやかにした呑みやすい焼酎。
黒糖の風味が広がり、飲んだあとに甘みが鼻腔を駆け抜ける。世界最高峰の焼酎。
これがヤギ汁と合う。

これで明日からの仕事もビンビンで頑張れそうです。

将来定年退職したらヤギ汁専門店やろうかと考えてたんですが、原価計算したら一杯1500円くらいせんと割に合わんとわかり、「メェー!!」と泣いております。

そんな感じ。

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シンスさん
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