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ネットワークの設定

基本的なネットワーク設定ファイル

ネットワークの設定方法には、コマンドを使用して設定する方法 と /etcディレクトリ以下に存在する設定ファイルに直接記述をする方法があります。通常、コマンドを使用した設定方法は一時的なものになってしまうため、永続的な設定を行いたいのであれば、設定ファイルへの記述を行う必要があります。

まずは、設定ファイルを解説していきます。

etc/hostname ファイル

そのシステムのホスト名を記述するためのファイルです。
何も設定していない場合、localhost.localdomain という形になっています。

[user01@localhost ~]$ cat /etc/hostname
localhost.localdomain

/etc/hosts ファイル

ホスト名とIPアドレスの対応を記述するためのファイルです。
DNSのセクションでも説明しますが、ホスト名とIPアドレスは紐づけることで、名前付けが可能となっています。
その紐づけのことを、名前解決と呼びます。

初期状態では、自身を表す 127.0.0.1 というアドレスにlocalhost というホスト名が紐付けられています。

[user01@localhost ~]$ cat /etc/hosts
127.0.0.1 localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4
::1           localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6

/etc/services ファイル

TCPやUDPのポート番号と、そのポート番号を使用するアプリケーションやサービスを
紐づけるためのファイルです。

予め役割が決められているウェルノウンポート番号などの情報もこちらに記載されています。

[user01@localhost ~]$ cat /etc/services
ssh              22/tcp
...



ネットワーク設定/管理用のコマンド

ネットワークを管理するためのコマンドには、設定用のコマンドやトラブルシューティング用のコマンド等様々なものが存在します。
ここでは、その中でも重要なコマンドに絞って解説をしていきます。


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