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初詣に行ったけど、結果的に神様に喧嘩を売った気がする

 ちょっと遅い気もするが、初詣に行ってきた。
 地域のそこそこの規模のところと、全国的にも有名なところの二箇所にお参りした。

 はじめに向かったのは地域の神社だ。
 三が日のうちならそこそこの行列ができるものだが、普段は寂れた小さな神社である。案の定、参拝客はちらほらとしかいなかった。

 お賽銭はご縁があるから5円だうんぬんといわれるが、たったの5円では、なにもできなくて神様も困るだろう。
 ということで、ちょっと奮発して100円を入れることにした。暇なときがあったら、これで太鼓の達人でもやっていただきたい。

 旧年の感謝はもちろん、太鼓の達人の末永い繁栄と、宝くじの当選をお祈りしておいた。強欲である。

 おみくじが100円で売っていたので、これも購入。
 吉という、なんというか微妙な結果だった。おみくじの順番って、神社によって違うらしいですね。確認するの忘れちゃったよ……。
 願望ねがいごとの欄には「二つの願を一度に叶えんとすればわるし」とある。二つお願いしちゃったよ、ダメじゃん!

 有名なほうの神社は、この時期でもまあまあ人足が多く、屋台もいくつか残っていた。

 お賽銭には5円を投入。有名な神様なんだから金もらってるだろうし、これでいいでしょ!という、バチ当たりな考えである。

 で、ここでもおみくじを引くことにしたのだが、ここで罠(?)が。値段が200円! 合計金額はこっちのほうが上じゃないか!

 結果は末吉。下がってるじゃん!
 が、ここの神様は、かなりの有名人──ならぬ有名神である。しょせん数多いる人の子のひとりだとあなどって、適当なことを言っている可能性だってある。

 それに、ここの神様は私の住居からは離れたところにいらっしゃるのだ。いつも見守ってくださっている近場の神様が、お前は吉だと言っている。

 ええい、こんなの、近場の神様のほうが信用できるに決まっておろう!じゃあなんで引いたんだよ
 というわけで、普段はおみくじは持って帰るのだが、ここの神社のものは縛ってきた。

 新年早々、神様に喧嘩を売ってしまったので、きっと今年もロクな一年にならないだろう。宝くじの淡い夢は諦めたほうがいいだろうか……。

 近場の神様よ、どうか私をお守りください。
 有名どころの神様、来年謝りに行きますので、この生意気な人の子を、どうかお許しください。

 新年も、よろしくお願い申し上げます。

お金! お金はすべてを解決する!