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音声で稼げる分野はポッドキャストじゃないかもしれない

ポッドキャストの広告市場が鈍化する予測が出されてます。あくまで予測で、もしこの予測が当たったとしても一時的なものかもしれません。日本ではまだポッドキャストに広告が出稿される事例が目立っていませんし、尚且つ認知度自体がまだ薄い印象なので、ここで鈍化する…と言われるのは不安ですね。

あとはポッドキャストで稼げる人もそこまで耳にしないです…あったとしてもオンラインサロン(サブスク)とかイベントとかAmazonのアフィリエイトとか。それなのに立ち上がってすらないポッドキャスト広告の市場が鈍化する…というのは、なんかポッドキャストの未来とは…と、考えちゃいます。

あとは音声LIVE配信ですね。
この辺りはRadiotalkとSpoonが目立ちます。

音声で直接収益を得られる手段として案外最適なのはLIVE配信かもしれないですね。Radiotalkは特にポコチャの仕組みも上手に取り入れていて、LIVE配信者が収益化しやすい仕組みを上手に設計されてる印象です。

僕はライバー事務所で一時期働いていたのですが、ライバーさんの成長は本当に早く、ちゃんとやれば月20万円の収入を3ヶ月くらいで手に入れていたのは本当に驚かされました。ライバーさんの成長スピードもそうですが、ライブ配信自体、ちゃんと配信すれば収益化がしやすいプラットフォーム(になってる)のは、かなり驚きました。もちろん毎日配信するのは簡単な話じゃないですが…

なので僕もLIVE配信頑張ってた時期があったのですが…やめよう、これは愚痴になる。

話を戻して、個人的にはLIVE配信も良いと思ってます。特にRadiotalkが素晴らしいです。またRadiotalkに話を戻すのかよ…となってしまいますが、上記の記事で50代の男性が100万円の収益を手にしたというのがまず凄い。

既存のライブ配信アプリは若い女性が稼ぎやすいプラットフォームなので、年齢や性別に囚われずに、ちゃんと誰でもやることやれば収益を稼げる魅力を提示しているのは本当に素晴らしいと感じました。もちろん簡単な話ではありませんが。

追記:Radiotalkって「トーク」で稼げるのが特に素晴らしいんですよ!既存のライブ配信はトークといえばトークなのですが、どちらかというと「コミュニケーション」つまりライバーとリスナーの対話で収益を得られるのが特徴なんです。つまり『一方的な会話』や『面白い話』より、ライバーとお話し出来ることに最も価値を置いているのがほとんど。Radiotalkでも似たところがあるかもしれませんが、Radiotalkは特に対話よりも「トーク」に重点を置いて収益化が可能になってるのが既存のライブ配信と違って凄い!と思いました。分かりやすくいえばインスタライブとかツイキャス、YouTube LIVEの特徴を兼ね揃えているみたいな。

で、さらに話を戻して…
個人的にはLIVE配信以外、音声コンテンツという分野で収益を得るなら「シチュエーションボイス」とか「ASMR」だよな〜と思ってます。

某音声プラットフォームの社長は「エンタメ系の音声コンテンツは難しい」みたいな話をされてましたが、僕は逆です。むしろエンタメ系の音声コンテンツでバリバリ稼いでいる人たちが多いと。

まぁ…どちらかというと、ちょっと性的な感じはしますが。

シチュエーションボイスやASMRはYouTubeで人気を集めてます。Vtuberの方々もやってる方が増えてますね。そして特に注目したいのがdlsiteです。dlsiteでシチュエーションボイスやASMRコンテンツを販売している方々がかなり凄い。

パトラさんなんてdlsiteで販売したASMR作品が、初日で一万本売り上げています。

もちろんパトラさん以外にもサークル運営で一本一万本以上販売している方々はいますね。

ただ一万本売れたので丸っ切り全て懐に入る訳ではなく、プラットフォームの手数料や関わってくれた方々への支払いがあるので、正確な取り分はわかりませんが、それでも1000円の音声作品を1万本販売したらザックリ1000万円の売上です。ザックリですが。

ちなみにdlsiteは「R15」や「R18」のコンテンツも販売できるので、もしかするとそっちの売上の方が高いかもしれません。ごめんなさい、そこまで詳しく調べ切れなかった。

ただ音声コンテンツで100万円以上の売上を出せるのは魅力的です。もう動画だけの時代じゃねぇぜ!!noteも音声投稿機能付いているんだから、dlsite見習えばいいのに!!!

追記:noteは音声ファイルを複数投稿できて、ユーザー側が聴きたい音声ファイルを選択できる…(1つの音声コンテンツの配下に複数の音声ファイルがある状態)みたいな仕組みにできればdlsiteで全年齢向け音声コンテンツを販売している人がnoteでも販売してくれるんじゃない?と思ってます。

と言ってももちろん簡単な話ではなく…YouTubeは最近ASMRが厳しくなってるし、シチュエーションボイスが受ける!と知ってシチュエーションボイスを始める人もYouTubeで増えてます。実は台本もPixivでフリーOKなものが多いので、参入自体はそこまで難しくないんですね。

で、dlsiteに販売する音声作品も機材にめっちゃお金費やしたり、サークルも増えているので競争は激しかったりと…まぁ、簡単ではないです。

ただシチュエーションボイスとASMRが受けるのは事実。しかもこれ、海外からも支持が集まってます。話してる言語が日本語でも、海外のファンが集まっているんですよ!ポッドキャストならこうはいかない!

でもSpotifyのポッドキャストランキングを見ると、シチュエーションボイスとASMRを投稿する方々も出てきているんですよね。現状のSpotifyはポッドキャストに広告収益を還元してないのでポッドキャスト単体での収益化は厳しいですが、例えば今後収益が還元されたり、あるいはdlsiteなどで販売してる音声コンテンツへ誘導するなど、色々と手段はありそう。YouTubeが厳しいだけに、ポッドキャストは新しい手段として広がりそうですね。

今後はSpotifyのポッドキャストランキングがシチュエーションボイスやASMRを運営するポッドキャストで埋め尽くされたり…いや、これあるかもしれないですよ!たぶん。

と、思っていることを書いてみました。
どうしてポッドキャストの市場が鈍化する見込みからシチュエーションボイスやASMRの話になったのか分かりません。

ただポッドキャストがチヤホヤされて、何ならポッドキャスト制作会社が日本でも複数立ち上がっているのに「シチュエーションボイス」という売上がすでに立ってるコンテンツに目を向けないのは何でだろうな?とか書いていて途中で思いました。

以前、どこかの企業が「音声版Netflixのアプリ」をリリースして、彼ら曰く『これはオタク向け!』と銘打ったアプリを見てみましたが、中身を見るとオタク向けというよりビジネスパーソンの中でも重度の小説好きみたいな音声コンテンツで溢れていて「なんだこれ」と思ったことがありましたが、なんか…この業界はオタク向けに対して偏見でもあるのかな?と思ったり。

そういえばエニカラを謎の企業みたいな見出しを出したりと、なんか、オタク向けの業界ってビジネスパーソンの方からすると摩訶不思議で謎めいたところに見えるのかな?知らんけど。

以上です。

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