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ものすごく大雑把だけど、簡単な設計や図面の話(2)

 ところで、よくよく考えると、「机」と「椅子」として最低限に必要なものは、必要な高さにある「平面」だけだ。だからもし、木の板などが必要な高さに勝手に浮かんでくれるのであれば、本当に必要な物は、その必要な面積の広さを持った「板」(平面)だけとなる。


浮かんだ「机」と「椅子」の「板」

そして、その時の「机」と「椅子」の図面はコレ。

「机」(の板)
「椅子」(の板)

 板が浮かぶという事は本当はあり得ないのだが、本質的にはこの「板」が、「机」と「椅子」の機能として第一に必要な機能になる。
 
そして、やはり板は勝手に浮かんでくれないので、この板を支える機能が第二に必要になる。なので「机」も「椅子」も吊ってみる。これだって、一応作ってみれば出来なくはないと思う。だけど、ワイヤー等の吊り部材が邪魔だし、天井の固定位置で家具の位置が決まってしまうし、天井の工事ありきで、「机」や「椅子」そのものだけで成立していない。

吊り椅子と釣り天井


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