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ものすごく大雑把だけど、簡単な設計や図面の話(1)

 機械設計に限らず、様々な設計においては、図面があり、その図面上にはなにがしかの寸法(長さ)が描かれている。
 例えば、「机」は、人がその前の「椅子」に座って、なにかの作業をするのにちょうどよい「高さ」に、適当な広さの「平面」を具現化するためのものだ。だから「机」の図面は、ものすごく簡単に書いてしまえばこうなる。

机の図面

 つまり、ちょうどよい「高さ」(=740mm) に、適当な広さの「平面」(=幅1000mm×奥行き600mm)があれば、一応「机」になると言える。
どんな材質で作るかとか、どうやって作るのか、なんてものはまずはどうでもよく、「一番欲しい事」が直接図面上の寸法になっていることが重要で、ただこれは何も難しいことではない。

 椅子についても、人が座るのにちょうどよい「高さ」(=400mm)に、人が座るのに適当な広さ「平面」(=450*450)があるのが一番重要な事なのでこうなる。

椅子の図面

これを並べれば、一応、机と椅子になりそうだ。

机と椅子

 つまり、「一番欲しい事」が描かれているのが図面であり、その具体的な内容は、図面に描かれる寸法ということだ。


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