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あいまいな過去 ひきこもりの日々

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引きこもりの日々の事を綴っています。 少しでも引きこもりや生き辛さについて考えてもらえたら幸いです。
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記事一覧

あいまいな過去 1 引きこもりの日々を綴って

始まりとするなら引越しだろうか。 田舎から都市に 当時小3の僕はとにかく嫌だった。 引っ…

あいまいな過去 2 引きこもりの日々を綴って

学校に行かなくなったきっかけを 僕は憶えていない 季節が何時だったかも。 あの場所へ帰り…

あいまいな過去 3 引きこもりの日々を綴って

そもそもとして この引越しは父の都合だった 少なくとも僕はそう理解していた。 当時の僕は …

【あとがき】 あいまいな過去 1~3

この『あいまいな過去』は、もともとmixiで書いていたものに、加筆、修正を加えているものです…

あいまいな過去 4 引きこもりの日々を綴って

それぞれの思い それぞれの立場 それぞれの義務 学校に行かなくなった僕をいろんな人が訪…

あいまいな過去 5 引きこもりの日々を綴って

あなたはどこを見ていますか あなたは誰を見ていますか 何を見せたいのでしょうか 何を見て…

あいまいな過去 6 引きこもりの日々を綴って

相談先は次々と 母親に連れられて 話は僕を置いていく 両親は共働き 僕はいわゆる鍵っ子だった。 母は夜勤のある仕事をしていた 不規則な勤務 僕に構う時間は限られていた。 他の家は違うようだ 僕の家もそうあってくれたら 他の家庭を知るたびに 悲しさと寂しさをおぼえた ここでも普通は語りかけてくる 無いものねだりはどこまでもあった。 不登校になった僕 母と過ごす時間は増えた。 各種相談機関、精神科と僕を連れて 様々な大人に僕は紹介された。 ある相談機関の運動が出来る

【あとがき】 あいまいな過去 4~6

この「あいまいな過去」、元になる記事をmixiに書いたのはもう十年前の事でした。 そして、そ…

あいまいな過去 7 引きこもりの日々を綴って

悪い事の後には、良い事がある では、その逆は… 僕は変化を恐れていた 状況が好転すると…

あいまいな過去 8 引きこもりの日々を綴って

「誰にも言わない。だから安心して話をして」 不登校になった僕は、病院に連れて行かれた。 …

あいまいな過去 9 引きこもりの日々を綴って

僕の家はちょっとした溜まり場になっていた。 何人もの友達がよく遊びに来ていた これは、…

【あとがき】 いあいまいな過去 7~9

あたり前ですが、こうして綴っている話は僕にはすでに知っている話です。 実のところ、知って…

あいまいな過去 10・1 引きこもりの日々を綴って

僕は震えていた ガタガタと… その事に気付いたのは何時だったのだろうか 僕は楽になり…

あいまいな過去 10・2 引きこもりの日々を綴って

・・・そう、「僕」は震えていたんだ 僕は考える。 なぜ、僕は震えている? 恐れているからだ。 何を? 狂気に走る自分を。 自分の事なのに? 自分の事だからだ。 心がこの狂気を肯定している? 僕の本心はこの狂気なのでは。 僕はどっち? 求めるものを感じて恐怖するだろうか? 僕を震えさせるこの想いは 震えている「僕」を教えてくれた。 そう、「僕」は震えている 僕と感じるのは震えている「僕」 湧き上がる狂気を感じる「僕」 僕は思った