見出し画像

2023年5月24日

ふと思った。
ライブを見る為にはチケット購入が必要な場合がほとんど。
そしてそのチケットには大体「前売り」と「当日」があり、その2つには別々の価格が設定されている。
本来の意味や目的から考えると事前にチケットを購入してもらうメリットが興行側にあるから、前売りチケットを買った方が「通常より安い」という捉え方をすべきなのだと思う。
でもライブは事前にチケットを購入しておくというのが当たり前のようになっている気がするし、当日券の方が「通常より高い」という感覚を持ってしまっている。少なくとも自分は。
そう考えると、本当に当日ギリギリまで行けるかどうか分からない状況の人がいざ行けるとなった時に「通常より高い(と感じてしまっている)」料金を支払わなければいけないことになる。
勿論仕事や予定を調整して事前にチケットを購入してもらえることはとても有り難い。
でも同じく気持ちはあるけれどそれがしたくてもできない状況の人もいるはずで。
その価格差が行くか行かないかの判断基準の一つになることだって大いにあると思う。
それで「行か(け)ない」判断をされるというのは、一人でも多くの人に曲を聞いてもらいたい、ライブを見てもらいたいと思っている側としてはデメリットとなり得てしまうのではないだろうか。
もっと気軽にライブハウスに遊びに来てほしいなんて言葉は方々で耳に目にするが、当日に「お、ライブやってるやん」とフラッと入っていく気が削がれてしまわないだろうか。
自分も時間がある時に「今日あの○○展まだやってるかな」と調べて前売り料金と当日料金の価格差に尻込みしてしまったこともある。
結局は前売りと当日、どちらを「通常料金」と捉えるかによって様々な意見も出てくるのでしょう。
ライブなのか映画なのか展覧会なのかスポーツ観戦なのかその対象によっても違いはあるでしょうし。
「時間があれば」とか「タイミングが合えば」くらいの興味を持っている人のその「時間」や「タイミング」は突発的にやってくる。
何が正解かは分からないけれど、そんなチャンスを逃さないようにより多くの目線から色々考えて試行錯誤したいなと思うのでした。

いつもありがとうございます。 弦を買ったりおいしいおやつを買ったりします。