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岸田総理に抗議文を送付

令和4年8月16日
岸田総理に抗議文を送付した。
以下、抗議文の内容である。

内閣総理大臣 岸田文雄 殿

抗議文

米国による広島、長崎への原爆攻撃から77年。
日本を取り巻く国内外の状況は激的に変化している。
現在、ウクライナ紛争や台湾情勢も緊迫した状況であり、極東アジア地域においても新冷戦が常態化しつつあると私は危惧している。しかし、こういう時だからこそ「故きを温ねて新しきを知る」ことが大切である。

あの77年前の夏。
米国による広島、長崎への原爆攻撃で多くの方々の命が奪われた。今年も広島と長崎で平和記念式典が実施されたが、毎年、過ちを繰り返さないという中身のない言葉を繰り返すだけでは「核兵器のない平和な世界」は実現しない。
岸田総理は第10回核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議に出席し、赤い折り鶴を持って演説をしていたが、そのようなパフォーマンスが世界の人々の心に響くことはないだろう。
広島、長崎で開催された平和記念式典においては駐日ロシア大使を招待しなかったが、核不拡散、核軍縮、核廃絶を訴える平和記念式典だからこそ、駐日ロシア大使にも参列して頂くべきではなかったか?
ウクライナ紛争において、ロシアが核の脅威を利用して、ウクライナを侵略しているというが、他の核保有国はどうか?
そもそも、戦争で最初に原爆攻撃をしたのは何処の国か?
紛れもない米国ではないのか?

岸田総理に問う。
貴殿は米国による、広島、長崎への原爆攻撃によって数多くの同胞の尊い生命を奪われた事について怒りを感じないのか?
私は怒りを禁じえない!
広島、長崎に原爆攻撃を受けたのは日本の過ちなのか?
否である!
広島、長崎への原爆攻撃は米国による大量虐殺であり、戦争犯罪である!
核不拡散、核軍縮、核廃絶を訴えるのであれば、人類初の原爆攻撃を実行した米国が謝罪して自らの襟を正すべきではないのか!
それを訴えることが出来るのは人類初の原爆攻撃による被爆国である日本だけである!
米国が広島、長崎への原爆攻撃を過ちであったと認めない限り核戦争の恐怖が世界から消えることなどありえない!

岸田総理に抗議する!
岸田総理は第10回核兵器不拡散条約運用検討会議で赤い折り鶴を持参するパフォーマンスをしたり、広島、長崎の平和記念式典を社交辞令のようなイベントとして実施するのではなく、米国による広島、長崎への原爆攻撃という大量虐殺、戦争犯罪に対する怒りを国際社会に訴え、米国大統領に謝罪を要求せよ!

田上富久長崎市長は平和宣言でこのように訴えている。
『「長崎を最後の被爆地に」の思いのもと、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に力を尽くし続けることをここに宣言します。』
私も2度と核兵器が戦争に使用されないことを心から願っている。

最後に。
大東亜戦争敗戦の屈辱から77年。未だに日米安保に国防を依存しているが情けない話である。
岸田総理においては対米従属からの脱却、日本の自主独立、自主防衛の実現を念頭に置いて日本の来を考えて頂きたい。
以上
日本未来会議
木島伸一

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