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流れついた先にあったふたりの〝今〟 No.7

瀬戸内海
香川県と岡山県の真ん中あたりにある小さな島
豊かな島と書いて てしまと呼ぶ


その豊島で 人々が忘れてしまったものを
取り戻すかのように
流れゆく日々を大切に優しく
だけど 
確実にひとつひとつ紡ぎながら生きている
貴大(たかひろ)さんと わこさん
そんなお二人が共に生き
創り続けているお宿〝カラフル〟がある


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岡山県牛窓方面へ行く予定があり
せっかくならもう一泊しようと
私は場所とお宿を探していた
そんな時間の中で私の目にとまった
ここ 〝民宿カラフル〟


ここだ!と思い電話で予約したあの日
電話越しから伝わる
おかみ わこさんのあたたかさや言葉
醸しだす温度
流れている生きる速さが自分と同じなんだろうな
と感じる心地よさ
包みこんでくれそうな優しさ
たった1泊の予約をするだけの時間だったのに
沢山 わこさんの愛に触れた


豊島へ行くことになったのは
わこさんに会う為だったのかな
なんて考えてしまうほど
私の記憶に残るものになった


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豊島についてからのブログは
良ければこちらを読んでみて下さい
やってみたらみえた自分のエゴ ↩︎



自分のエゴに気づかされ
落ち込んでいたけれど
やっぱりちゃんと天は
今自分に必要なものを用意してくれていた


港までお迎えに来てくれたのは
わこさんのパートナー貴大さんでした
なんだか 自分の父と重なるものを
少しだけ感じた
挨拶をし車に乗りこみ出発
すぐに貴大さんが話しかけて下さり
空気も和み
気づくともうお宿カラフルに到着していた


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ひととおりお部屋の説明を受け
私は一人になる
談話室と呼ばれる漫画やCD MDが
沢山並べられたこたつのお部屋
そのこたつの上に置いてあった旅帳
私は静かにそっと1ページ目をめくってみた


その1ページ目に書かれていた
わこさんが紡ぐ言葉の音に私の鼓動が高鳴った
内側で鳴り響く音がした


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さらに
1ページ1ページめくり続けると
ここに泊まったお客さんが
書いた手紙のようなメッセージ達が目にとまる
もっと わこさんを
パートナーの貴大さんのことを
そして ここ民宿カラフルのことを知りたいと
私の心がうずく


そして2022年2月7日(月)の日付とともに
訪れたお客さんが書き残した文章に
〝なんと結婚式の翌日!という
スペシャルな日にお邪魔できて、、、〟
と書かれていて
私の中のワクワク心が湧き出てくる


ふと旅帳から顔をあげると
小窓から見える屋根と空が
優しく微笑んでいるように感じた

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大丈夫よ。
そんな風に言ってくれているような気がした


夜ご飯の時間
別のお部屋に向かうと
そこで 待っていてくれたのは
貴大さんと
すごーく美味しそうなハンバーグご飯だった


だけど私の中で一つ
あれ?わこさんは?と
会いたい気持ちと
まだ会えていない期待が入り混じる
貴大さんにお聞きすると
今日は急遽実家へ帰らないといけなくなり
昨日から島にいないのだと
すごくわこさんに会ってみたい
お話ししてみたいと期待していた分
会えないんだと分かった瞬間
なんだか心に
ぽっかり穴があいたような気持ちになる


だけど 目の前に用意されていた
お味噌を一口飲んだ時
空いた穴は一瞬にして戻った 笑
そして ハンバーグに手をつける
もうね この美味しさを噛みしめた



だって たかひろさんが作るハンバーグは
愛と優しさがぎゅーって詰まっていた


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食べたらわかる
愛の人だってこと


朝から続いた運転と移動と
変に意気込んでいた挑戦への力みが
ほどけるようにゆるまっていった


そして このコラムニストのこと
これからやっていきたいこと
私の話しを
冷静にだけど心を開いて
ちゃんと耳を傾けてくれている貴大さんに
あつく話している私がここにいた
その流れから話しましょうか?と
貴大さんのことカラフルのこと
貴大さんが思うわこさんのことを
聴かせてもらえる時間とゆうギフトが
わたしのもとへ届いた


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貴大さんの考え方や生き方
あり方や大切にしているものは
私の中にはないもので
新しい世界をみせてもらえた
それが 面白くもあり
感覚優位で生きてきた私の頭で
貴大さんの言ってくれる言葉のカケラを
噛み砕くのに時間がかかったりもした
だけど 全部が
今の私へのメッセージだと
素直にうけとれた自分がそこにいた


そんな貴大さん
わこさんのことを話す時は
声のトーンが心なしか優しくなるのを
私は聞き逃さなかった

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島の人達に
お前は優しくないと言われても
自分の守りたいものを 生きたい道を歩んできた
そんな貴大さんが周りの方に
最近表情が柔らかくなったと言われる 
なんてことも話してくれた
そして守るものが一つ増えたと
貴大さんの口から聞けた時は
なんだか私も嬉しくなったなぁ


ここカラフルを紡いでいくには
どうしたらいいのかと考えていた時に
わこさんと結婚するとゆう選択をした


自分にはない感性をもっているわこさんに
足りないものを補充してもらっている
有難いし 頼りにしてる
と教えてくれた


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「1+1 は 4にもなっちゃう話しですね〜」
って私が言うと
「いや 1+1は 2にしかならんよ」って
笑って言われちゃった 笑


実は 貴大さんとわこさん
4年前に実際会っているんです
民宿カラフルに
わこさんがお客さんとして来ていたのだ
そして昨年10月頃だったかな
二人の人生がまた交差しだした
「論理的な私が結婚は感覚だと思う」
と貴大さんがお話ししてくださる
再会した二人はトントンと事がすすみ
スピード婚だったそう


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4年とゆう月日
流れ巡り
それぞれがそれぞれの道を歩む
そんな〝今〟を生きた先に
こんな未来があった


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貴大さんの言葉には
わこさんへの愛と感謝で溢れていた
もう 美味しいごはんと
貴大さんの想いで
からだ も こころ も おなか も
大満足させてもらった


〝終わりよければ全てよしだから〟
貴大さんが言っていた
私がみていないもう片方の面を
風のようにみせてくれた時間だったなぁ
きっと それは
貴大さんが自分とゆう一つの軸をもちながらも
こんないきなり現れた私を
ジャッチの目で見ず
まずは知ろうとしてくれたこと
そして1本の大木のような大きな存在で
滞在中ずっといてくれたからだろうなぁ
本当にありがとうございます


その日の夜
丁寧に心込めて
敷いてくれたんだろうなって感じる
あたたかいお布団に入り
静かに瞼を閉じる時
〝終わりよければ全てよし〟
貴大さんが放ってくれた言葉に
今日の自分が救われていた
みんな優しいな ありがたいな


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豊島はいつものどか
朝の音も島の音も淡い
突然のお願いだったのに
朝ごはんまで出して下さる
また ここから歩いていけばいいのだと
背中を押してくれるような
そんなエネルギーを感じた


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民宿カラフルはこれから来てもらった人に
色づけていってもらいたいって
貴大さん伝えてくれた
私も一つ彩りを加えられたかな?


そして 
今回わこさんには会えなかったけれど
わこさんが残してくれていた光と
貴大さんから聞く
私にとってはまだ想像上のわこさんのことを
もっと知りたくなって
会いたい想いが増した


わこさんに会う口実ができたから
またここ豊島にくる理由ができた


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帰りは着いた家浦港とは反対の
唐櫃港方面まで送って下さる
最後は貴大さんと
がっちり握手をしてお別れをした



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ハートとハートが重なりあったあとは
同じ人であっても
間に流れる温度は変わる
それが私はやっぱり好きだ


最大級の愛のおもてなしを
ありがとうございました


出港した船
振り返り
どんどん遠くなる島と
そこにある海と太陽に
〝またね〟と呟いた


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そして
お家に帰り数日後
わこさんからひとつの着信が入る
もうそこには
お宿のおかみわこさん と お客である私とゆう
関係性は消えていた
やっぱり この方は
会うべきして会う方なんだろうと再確認した


電話越しであっても
離れていても
島のエネルギーが私の中に流れこんでくる


もう わこさんとわたしは
大切な キズナ で繋がっている
次お会いした時は
二人の中からきっと何かがうまれるから
紡ぎあいましょう
そして再会のhugを歓びあいましょう
約束って生きる光になるなぁ


ただいまと言える場所が
実家のように安心できるお家が
またひとつ増えたよ


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なにか忘れたものを取り戻したい
ただ ただ生きている息に耳を傾けてみたい
島の美しさに触れたい
お二人の愛に会いたい方
ぜひ 民宿カラフルへ
(HPは ここをクリック ↩︎)


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民宿カラフルを
あなたのカラーで
あなたのまんま
彩りをたしに来てみてください



貴大さんわこさん
そして豊島のみなさん
書かせてくださりありがとうございます
感謝です🌈


ゆっくりと確かめながら、
息をし続けることは過酷で
けれど時々深く吸い込む空気に
やさしい光が宿っていたら。
皆さまの日々が穏やかで
やさしいものでありますよう
ここからいつも祈っています。


民宿カラフル旅帳 わこさんの紡いだ言葉



ここから 
民宿カラフルのおかみ
わこさんが紡いでいるもの見れますよ
ここをクリック ↩︎



今日もあなたとゆう 陽 が
ソッと灯りますように
そんな祈りと願いを込めて



旅するコラムニスト
愛陽 🌻 こっちゃん

ありがとうございます🥰