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個人通信”Simple Dreams”1382号

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個人通信"Simple Dreams"               1382号
2024.8.18
石川 晋
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いつもは日曜日の夜か月曜日に発刊する今号はだいぶ遅れてしまいました。月曜日にひどい熱が出て、今ようやく起き上がってきたところです。お待たせしました。

なお、ぼくのnoteは1号だけの購入だと500円。月に4号は出ますが、月刊購読なら100円。どうぞ、単体ではなく月単位で購入してみてください、すぐ辞めてもいいですから、8号くらい(2ヶ月くらい)まとめて流れで読んでほしいなあと思っています。

今回は、8月12日(月)から8月18日(日)までの期間。

「収蔵品”花と果物”×絵本作家・荒井真紀=かんさつのじかん」展
網走・野付半島・霧多布
帯広「六花の森」
多賀一郎さんとの二人会改めて一人会
本八幡の研修会

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8月12日(月)晴れ 
 朝から台風5号の東北の惨状を心配しながら、テレビを見る。
 子どもの本連絡会の「ひろば」に原稿を書く。その後、その修正のやりとりを何度かメールでする。10日以上締め切りに遅れてしまった原稿だった。子どもたちに児童文学作品は届いているのか、というのがテーマ。一昨年と昨年の横浜の学校で5年生と6年生の子どもたちに届いていた読み聞かせ作品のことをエピソードを交えて書く。『ハンカチの上の花畑』『いやいやえん』『きみは知らないほうがいい』。

 このタイミングで東京に無理やり戻ってきて良かったなと思う。やはり、家にはぼくがよく存じ上げない方からの香典らしきものが届いている(正確には不在通知票が届いている)。このタイミングで受け取らないと、返送になってしまう・・・。
 午後からは、思い立って武蔵野市立吉祥寺美術館へ。<収蔵品”花と果物”×絵本作家・荒井真紀=かんさつのじかん>。お目当ては荒井真紀さん。ほとんど彼女の絵本作品は手元に持っていないのだが、今を生きる「科学絵本」の書き手。発色技術が圧倒的な水準に高まった日本の絵本出版の中で、彼女の細密画ベースの「ネイチャージャーナリング」は、ものすごい訴求力だ。テキストもいい。さらに今回は鈴木純さんの解説も秀逸。元々の収蔵品とのコラボだが、そのキュレーションも見事だ。これは久しぶりの掘り出し物だった。暑かったけど、行って良かった。例えば、大道あやの絵本作品とか、今この発色技術を背景にして絵本を発表できたら、すごかったのになあと思う。それにしても、こうしたものに理科探究の先生がちゃんとアクセスできるといいのになあ。

 濱口陽三、萩原英雄のお二人の収蔵品がまた圧巻だった。

 それにしても・・・クオリティの低い、思いだけの手作りに近い絵本を、日本中の学校に送るクラウドファンディングに賛同しちゃったり・・・日本の学校教員のアートの質を見抜く目、選び抜く態度の、減衰も身近に見ているから、本物が生きにくい時代だなとも思う。

 『ごく普通の公立小学校が、校内研究の常識変えてみた』も、蕨北小学校の面々から無事に受け取ることができた。ぼくは彼らの研修にはほとんど寄与していないが、わざわざ送っていただいて感謝である。

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