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麻雀店に求めるものは何か?

「16000オール」13枚ですっ...!!

興奮気味に放たれた発声、聞き慣れない申告にざわつく店内

メンバーもナニオキナニオキと、小走りで卓内の様子を伺いにくる

親でのツモ四暗刻リーチ、リーチ後に②を暗カンし、嶺上ツモ。

少し震えた手で裏ドラを2枚めくると、なんとそこには①①が。

裏8での16000オール13枚だ。

若干申し訳なさそうに点棒と祝儀を受け取り、60000点コールド終了。

同卓者の2人はラス半コールをかけ、そのうち1人が飲まなきゃやってられんと「ビールちょーだい」と親しいメンバーにコールをかける。

すかさず

「自分も飲むんで一緒に出しますよ」

普段は雀荘でお酒を飲みながら打つことはほぼないが、ここはさすがにと声をかける。

残りのお二人にも声をかけ、それならばと結局4人で缶ビールを引っ掻けながら次の半荘を打つことに。

「ご馳走さまです、いやーもう一本早く帰れば良かったよ~」

「いえいえ、ツキ過ぎてて帰りが怖いですよ」

......


.........



てなことを一度はしてみたい←

ちなみに今良く遊ばせてもらっている麻雀店での半荘数が1200を越えたが、上がった役満はわずか1回。子での一萬出上がりの国士無双。一回しかないからよく覚えている。

1回/1200半荘だぞ?

それに対し同卓者のスペシャルな和了に祝儀を渡したことは余裕で10回を越えている。つらい。


自分はいつも心がけている事がある

麻雀は自分が成績良いときは必ず誰かが成績が悪い。麻雀は自分がたくさんあがれればとても楽しいが、ツモられ掴まされ苦しい展開の時はお世辞にも楽しいとは言えない。自分の場合は。

調子が良い時は言葉多く語らず謙虚に

調子が悪い時は極力態度に出さず、明るく強者を称える精神で

ちなみに意識はしているはずだが後者は全くできていない

点棒を投げたりすることはないが、内心は

(この運だけヤロウがク○ヤロウがっっ!!!)

こんな感情で満ちている。

いつか同卓者の役満の申告の後に

「おめでとうございます!」

とさわやかに点棒を払える人間になりたいものだ。


ついでに今通ってる麻雀店について。W横浜店だ。別に隠したいとかはないが一応軽くモザイクをかけておく。

ここにちゃんしまという男がいる。副店長らしいが店長は在籍なしという謎の形態なので実質店長だ。

自分はこの男がいるからこのお店に通っている、といっても過言でもない。

とにかく仕事が出来る。細かく言ったらキリがないが、とにかくRMUでいうとSSS級に仕事が出来るのだ。

なにより他のメンバーより優れてると感じるのは、お客によっての接客の緩急だ。

どこでそれ学んだの?というくらい、お客のタイプによって押し引きを的確に使い分け、人間関係を構築している。

前職は売れっ子ホストか?

メンバーとしての実力に自信がある人は、一度会いに行ってみてほしい、そんなレベルだ。

ただ一つだけこのお店に不満を言うならば

「マナーに寛容」

先ヅモ気味、無発声(ほぼ聞こえない)、遅ポン気味等、誰かが得して誰かが損してしまう行為に対して何も注意してくれない

結局先ヅモ気味の人間が発声の前に次のツモ牌を見れて得することになり、非常にモヤモヤした感情になる

もちろん気味と書いてあるのも自分がそう感じるわけで他人にとっては先ヅモでない、と判断している場合もあるため微妙なラインだとは思うが。


ここのお店のトイレにこんな宣言が貼ってある

「当店は初心者や慣れていない方にも楽しんでもらえるよう配慮します」

これは素晴らしいことだと思う。自分もフリー初めてのお客と同卓するときは多少打牌が遅くともなんとも思わないし、点数申告も一緒に確認しながら行うよう意識している。

ただ、

「麻雀初心者に寛容なのと、常連のマナ悪に寛容なのは別」

もちろん毎月たくさんお金を落としてくれるマナ悪の常連も大事だろう。

ただ、初めてドキドキしながら麻雀店にきて、そんなマナ悪の常連と同卓した初心者の気持ちを考えたときどうだろう?
また来たいと思えるだろうか?売上は右肩上がりに伸びていくだろうか?
たとえどんなにお店の接客が素晴らしくても、その要素は半分で、もう半分は同卓者の質で麻雀店を決めるのではないだろうか?


そんなことを最近は打ちながらモヤモヤと考えている私たっつんでした。

とにかく横浜近郊の人は一度はちゃんしまに会いに来てね。素敵なお店です。

台風も通りすぎたみたいだし、お出かけするかな。

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