見出し画像

「推しが平和主義者だったらいいな~!」という叫び

しばらくnoteを書く気になれなかった。
あまりに日常が忙しいのと、様々に気がかりなことがあったので。

そうこうしている間に、SU社がようやく誹謗中傷に対する文章を発表して、「やっとか!」と思いはしたものの、その後のシェアケーキ&ブックサンタの騒動を見て、あー…と頭を抱えた。
一部の人の社会性のなさ、想像力の欠如。
よその写真を転載したり、「私たちの行っている活動については、法人サイトをご覧下さい。」と、批判する前に行うべき当たり前のことを行わず主催者に注意喚起される始末。
(そもそも転載すんなって言われてるのに、毎日毎日転載しまくってるのは何ひとつ変わらない界隈。)

挙句、シェアケーキのポストをリポストしたPENLIGHTに対し「関係ないですよね?」(そっちこそ関係ないよね?)、「PENLIGHTは韓国慰安婦問題 についての支援団体 最近「慰安婦問題は捏造」って発表されてました」とするポストとか出てきて(支援を必要とする人が「面倒くさい連中が絡んでる」と思って遠ざかる可能性)、また出て来たな歴史修正主義者め、という怒りもあり。

本当はSweetest Tuneのこと書きたかったのに。
覆面振付ダンスバトルFESの事も書きたかったし、ANN0や、深夜高速の事も書きたかった。
東京タワーも、渋谷くんも。
WE ARE!のことだって。
そしてここのところのうみくんの頑張りが、自然体でとてもよいことも触れておきたいのに。

でもその前に、いつだっていい方向へ行こうとする道を塞ぐのは同じ層だという事に怒りが湧いてきて、今はちょっとそっちの気持ちの方が大きい。

で、そんな今だけどどうしても触れておきたいのがDA PUMPの
【MV】Pump It Up! feat. TAKUMA THE GREAT / DA PUMP

お気づきでしょうか?
実は私はこの曲を全然知らなくて、Xでポストしている方がいて気が付いた。

あっ!本当だ!!
赤・黒・緑。
今この配色を使う意味。
この写真を見た時、なんというか「さすが!」と思った。

そしてこの歌詞。
動画のコメ欄に歌詞の翻訳があったので一部を引用します。

…This life style we live, we dedicated to it.
(俺たちのこのライフスタイルにすべてを捧げる)
Started from the 70’s, clout was heavily
(70年代から始まり, その影響力は大きかった)
海越え、広がり it’s been a half centuries.
(海を越え, 広がり 半世紀にもなる)
“Hiphop” it’s more than just a trend
(「Hiphop」 はただのトレンドじゃない)
If you feeling what I’m saying, then throw up ya hands.
(俺の言いたいことがわかるなら, 手を上げろ)
It ain't about who’s right or wrong,
(正しいか間違っているかじゃない,)
Keep rock, rock on
(ロックし続けろ, ロックオン)
技がぶつかる “style wars”

公式YouTubeチャンネル DA PUMP♪

これはもう、パレスチナカラーを「敢えて」衣装に取り入れている。
一部には「決めつけはよくない」とする声もあったけど、パレスチナカラーを着ることの何が不都合だというのだろうか。
お決まりの「音楽に政治を持ち込むな」というあれか。
(ちなみにこの曲はJDSF(日本ダンススポーツ連盟)ブレイキンアンセムソングなのだそうです。おう、政治性上等、五輪に切り込め!)
でも考えてみれば、DA PUMPといえば沖縄出身の4人組が始まりだった。
いまもボーカル・パフォーマーとしてフロントに立ち続けるISSAには、沖縄から始まる抑圧や、差別や、平和というものへの思いがあるのではないだろうか。
そんなことを考えて居たら、こちらのポストを見つけた。

ポストの引用先にある記事はインタビューではなく考察、評論ではあるのだけれど、米国人とのクォーターであり、嘉手納基地のすぐそばで育ったISSAが歌うUSAの解釈から、「政治や社会の問題から目を背け」ているのは、DA PUMPではない。日本である。」へと繋がっていく。
そしてこんなところにも、ISSAの置かれた立場や、思いに触れることができる。

ちなみに別の番組において「砂浜」というお題を与えられたISSAは、沖縄でトラブルを起こしつづけている普天間の米軍ヘリ「オスプレイ」を揶揄して、「堂々と 熱砂蹴散らす オスプレイ」と詠んでいる。ISSAの政治意識が、沖縄の現状を無邪気に肯定できるほど単純なものではないことだけはわかるだろう。

2019.09.20
現代ビジネス
DA PUMP「U.S.A.」を日米関係から読み解く
「ダサかっこよさ」に秘められた政治性
阿部 幸大

熱砂を蹴散らすオスプレイを、ISSAはどんな思いで見上げているのだろうか。
彼が生まれたのは、沖縄が日本に返還されてからわずか6年後の1978年だ。
同じ1970年代生まれの私にとって、戦後はまだ割と近い存在だった。
親戚の葬式に行けば、戦争で片腕を無くしたおじいさんがいたし、上野には傷痍軍人が沢山いた。
それらは私にとって遠い記憶となってしまったが、沖縄の人々はまだ、ずっと、戦後というものと隣り合わせで暮らしている。
(この時点で、それは通用しないことを改めて自分に刻まねばならない。私もともに同じ時を、同じ国で生きているのだから。)

沖縄の基地問題、イスラエル、西側諸国(日本も含まれる)によるパレスチナへの虐殺、東北や能登で被災した人々、入管問題、日本に暮らす外国人への差別、貧困層、障害者、高齢者などの弱者切り捨て…。

沖縄をめぐる問題とイスラエルによる虐殺が繋がっていることを、ISSAは教えてくれている。
そしてこのことに関するポストを色々見ていたら、ファンの方が今年のツアーで99年に発売した 「Don’t Stop Lovin’!」という曲を歌った際に、今世界では…とMCで話していたことを知った。


さて、これを書いている間に、NPO法人チャリティーサンタの新しいポストがあがった。

「事実確認をしないまま、意図せず誤認による誹謗中傷や事実誤認の投稿をしてしまった方」におかれましては、速やかにご確認並びに削除のご対応をお願いいたします。

2024.6.20 Xポスト
NPO法人チャリティーサンタ

で、この件の始まりはこれで

もしかすると事務所とは違う経路で始めた活動かも知れないので、事務所が声明を出すことはないのかも知れないけど、村上君はどう思っているんでしょうか。
このまま主催者が、村上君が参加することによって生じた「事実確認をしないまま、意図せず誤認による誹謗中傷や事実誤認の投稿をしてしまった方」への対応をしなければならないんでしょうか。
「少しだけ触れたシェアケーキの取組に村上さんが共感してくださり、就任に至りました! プロジェクト名の『ケーキのWA』も村上さんが名付け親です。」とあるけど、であるならば、この状況を傍観しているのは違うと思うのですが…。
また「プロジェクトリーダー」という立場からも必要だと思うのだけど。
何らかの対応を考えて居るだろうと思いますが、せっかくの善意。
このような状況は好ましくないので、早目の対応をお願いしたいところ。
何より、必要とする人に支援が届かなくなることが一番困ります。 

そしてそんな村上くんを中卒だからとか、あれこれと誹謗中傷する人たちがいるようで。
SU社がずっと放置してきたものが、今度はタレントを傷つけ始めたよ…。


ふと目に着いたポストがあった。
別のグループを推している方が、自分の推しは虐殺に対する立場を表明していないからモヤモヤしながら推していると。
そして
「推しが平和主義者だったらいいな~!」
と書いていた。
別の絵本作家は「あなたたちが読んで欲しい子供たちが殺されているのに、なぜ何も言わないの?」と。
映画監督の冨永昌敬も、戦争映画を作るくせになぜ映画業界も、俳優も何も言わないのだとポストする。

誰が何を表明するかは個人の自由だし、強制することはできない。
だけど私も思っている。
推しが平和主義者だったらいいな~!
そしてDA PUMPのように、表現者としてメッセージを送ることもできる立場にあることを活かして欲しい、とも。

泣いている人に、その理由も知らず「笑顔を届けたい」なんて、不躾なことにならないように。

まぁ、それはいちファンの個人的な願いだけども。
だけどあなたたちが手にしているものは、毒にも薬にもできるんだよということを、今回のシェアケーキの件を見ていても思う。


せっかくnoteを書いたので、Travis JapanのMVを。
番組の企画から、s**t kingz にコレオをつけてもらった曲。
MVも楽しいのだけど、このダンスビデオがトラジャらしくて好き。

Travis Japan - ‘T.G.I. Friday Night Japanese ver.' - Dance Video -

そしてこちらは5枚目のシングル。
いつもとは違うストーリー仕立てのMV。
細かな表情や動きがコミカルで、コメディセンスのあるトラジャが楽しい。
画面のこちら側にいる私たちをお迎えする前に、大掃除するトラジャのドタバタが見れます!
留学中のシェアハウス(トラジャハウス)を彷彿とさせるのがまたいい!
ドラマ「東京タワー」挿入歌で、不倫を扱ったドラマの中でも一服の清涼剤的な使われ方をしていた、さわやかな曲。
この曲を紹介するとき、必ず「恋愛に限らず人に惹かれる気持ちを歌った」と言うのだけど、ちょっと切ない感じもあって甘酸っぱい。

'Sweetest Tune' Music Video


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?