北陸建物巡り 福井・石川編
ホテルを朝8時過ぎには出発し、まずは福井電鉄のハーモニーホール駅へ。
待合室の外観が♭(フラット)を横にしたような形状だ。福井県立音楽堂(ハーモニーホールふくい)の最寄り駅の為、そのようなデザインであるらしい。
その後は福井市美術館へ。こちらは黒川紀章設計の建物。外壁のほとんどがガラスで構成されており、国立新美術館と雰囲気が似ている。
円筒状の建物内側にらせん状のスロープが設置されており、そのスロープを利用して3階まで上っていける。
作品は彫刻家 高田博厚のものを収蔵。フランスに長く滞在し、新聞記者もしており、日本とフランスとの懸け橋的な役割も果たした人らしい。彫刻群も見応えあったが、その半生の紹介も興味深かった。
つづいては金津創作の杜美術館で淺井裕介展。
展覧会初日ということもありご本人も会場におり、直接作品の解説を聞くことが出来て幸運だった。
「星、飛び散ル」では床の作品の上を靴を脱いであることが出来る。絵の上から見る絵はまた違った面を見せてくれるし、泥絵なのでその凸凹具合も靴下の上から感じることが出来る。とても刺激的な体験だった。
これで福井とはお別れ。
石川県にある中谷宇吉郎 雪の科学館へ向かう。「雪は天からの手紙」の言葉で有名な中谷宇吉郎の雪にまつわる科学館で、とても好きな場所だ。
こちらの建物は磯崎新による設計で、雪の結晶を模した六角形の建物が三つ連なる構造。
6角形が三連に連なっているのが分かる。
科学館なのでチンダル現象やダイヤモンドダストなどの実験を見ることが出来て楽しい。雪の結晶の折り紙を作り、ブロワーで空中に浮かべたりもできる。
中庭では霧の芸術家として知られる御息女、中谷芙⼆子氏の霧のインスタレーションを観賞。
お昼は金沢まで移動し、ジョニーのビリヤニへ。
渋谷のイベントで食べて美味しかったので、一度現地で食べたかったのだ。
ビリヤニ3種あいがけプレートとマトンハリームを注文。
ビリヤニも美味しかったが、ハリームがさらに美味しかった。
午前中飛ばし過ぎたので、金沢には寄らずに本日の宿へ。河愛の里 Kinschuleという小学校跡に建てられた宿泊施設。
G.W.にも関わらず素泊まり4,000円とお手頃。しかも1名宿泊もOK。この宿はゆったりできて良かった。
建物を巡る旅、最終日の新潟編へと続く。
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