梯子の届かない次元の判断
やはり、僕の持っている知識や経験と、そこから生み出された計らいや発想といった梯子では届かない高みで、物事が動き、それにより、僕からするとありえない、奇跡の実現の扉が、突然開くことがあるのだと、昨日は実感させられることがありました。
確かに、僕に与えられたミッションの一つに、難攻不落の砦を陥落させるに等しい、その目標は入ってはいます。ですので、目標実現に向けて取り組んでいたわけですが、この数年は、現状維持どころかむしろ後退、といったところであり、これ以上、目標から遠ざかるわけにはいかないけれど、目標の実現はいわゆる「永遠のテーマ」系であり、掲げ続けて終わりではないかと、本心では思っていました。
それが、いきなり難攻不落の砦の城門が開き、どうぞ入ってくださいといわんばかり。僕の思考の梯子の届かない思考からの判断であり、なぜ、そんな判断をしたのかは、よくわかりません。もちろん、相手にも、こちらを味方に引き込む打算はあるわけですが、少なくとも圧倒的な兵力差があって、劣勢で砦を攻めていることに比べれば、砦の中に入り、今後、共存共栄の道を歩むことになろうとは。晴天の霹靂とはこのことですね。
大きなチャンスは、得てして、自分の手の届く範囲、目に見える世界、普段の人のご縁、その中で生み出される発想から離れたところから、飛び込んで来るものですね。でも、自分の呼び込む努力は必要だし、狼煙を上げ続けてきたことで、少なくとも相手はこちらの求めは知っていた、今にして思えば、これが大きかったのだと思います。
相手が大物であるほど、慌てて動く必要はないので、時機を伺っているわけで、時機が来た時に備えがなければ、大きなチャンスを手にするための即答もできない。最後まで勝算を高める可能性を探り続けることで、見えざる磁場を作ることもできる。今後の人生も、自分の可能性の枷をはめることなく、常に自分の望む世界を志向し、試行錯誤と精進を怠らず、一日一日を大事に生きていきたいと思います。