奥歯の自由診療

　右下の奥歯の虫歯治療のため、昨日は歯科に行きました。

　この歯は過去に何度か治療しており、最初は虫歯になった後に保険治療を行い、パラジウム合金の被せ物をしました。しかし、その被せ物の下で再び虫歯が進行し、最終的に被せ物が取れてしまいました。

　その後も再度、保険治療を受けたものの、先日の検査で、再び被せ物の下で虫歯が進行し、最終的には歯の内部から虫歯が侵食して穴が空いてしまったため、再治療が必要となりました。

　最初は、先日の虫歯の治療で使用した、プラスチック素材による保険治療で凌ごうと思ったのですが、歯科医によると、歯の内部まで虫歯が進行しており、すでに歯が欠けているため、強度のないプラスチック素材による治療では、常に力がかかる奥歯でもあり、長持ちしないとのことでした。

　虫歯の再発防止と、虫歯が進行している歯の状況を踏まえ、ジルコニアの被せ物を勧められました。ジルコニアは耐久性が高く、特にかみ合わせにストレスがかかる奥歯には非常に適しているということでしたが、自由診療となるため、治療費は5万5千円と決して安くはありません。

　正直、少し悩みました。というのも、子ども二人も歯並びの矯正をしており、歯の治療や矯正にお金がかかっている状況にあるからです。

　しかし、歯は一生使うものであり、特に奥歯は食事をする際に重要な役割を果たしています。それに奥歯は磨きにくい場所でもあり、どうしても汚れがたまりやすい部分です。そのため、虫歯が進行するリスクが高く、今後も虫歯が進んでしまう可能性が高く、そうなれば、最後は歯を失うことにもなりかねません。

　そう考えると、ジルコニアを選ぶことは、コストパフォーマンスを考えると、理にかなった選択だと思えました。これからも長い間自分の歯を大切に使いたいと考えた結果、少しお金をかけても、現状での最良の治療を受けることに決めました。

　僕たちの体において、歯は食事だけでなく、発音や顔の表情にも大きな影響を与えます。また、虫歯を放置し、命にかかわる病気になった知り合いもいますし、高齢者も口腔ケアによる口内環境の維持は、健康寿命に大きくかかわるようです。

　子どもたちの矯正も含め、これからも歯の健康をしっかりと考えていきたいと思います。もちろん、治療後はしっかりとケアをして、長い間健康な歯でいられるようにしたいと思います。