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遠い球は取りに行かない

 今は母が新しい住まい探しに気持ちが動いており、僕がその住まい探しを手伝っているわけですが、昨日、物件を検索していたら、母の希望に叶うような良さそうな物件がありました。
 弟に母を連れて行けるか連絡したところ、来週後半なら可能とのこと。ただ、こうした物件は数日で埋まってしまうことから、できれば早くに行った方がよい、ならば明日明後日の予定を調整して、何とか自分が行けないかと、考えながら眠ってしまい、朝方は思っていた物件が空いていなかった夢を見る羽目になりました。
 目が覚めて、思わず自分に「落ち着け!」と言ってしまいました。
 今はそもそも、こうした公私にわたりかなり無理のあるオーダーに応え続けたことで、落ちてくる球をあちこち走り回って受け止めようと奔走したことで、心が疲れてしまい、まさに静養期間の最中なわけです。

 思えば、昨日は仕事でも気合を入れ過ぎて、早朝からラップトップを立ち上げ、資料を仕上げてしまいました。まあ、私の部門の皆さんが、いろいろたてこんでいるのは、ビジネスチャットの着信件数が200近くあることで、何となくわかっており、オーバーフローした分を外野から拾ったわけですが、これも引きずり込まれる要因になりかねません。
 いろいろ情報が入ってくると、心がざわめき、あれこれ乱れ、眠りの質が悪くなります。
 
 とりあえず、母の次の住まい探しは、心の向け先であり、心の隙間を紛らわす面もあり、現状の住まいの環境が悪くない以上、がむしゃらに探す必要はないわけです。西日が強い問題はありますが、来年の夏を迎えるまでにそこは考えればよいし、そもそも今年の夏は異常な暑さだったわけで、誰もが酷暑を乗り切るのに大変だったわけです。
 住まいは縁なので、縁があれば、弟が動けるまで空いているでしょうし、縁がなければ埋まるだけで、また空くのを待てばよい、そんな感じでないと、自分があちこちの隙間を埋めるために、いつまでも何でもやってしまい、背負ってしまおうとすると、また心が折れてしまうわけで、そこは割り切らないと、経験に学んでいないことになります。
 まあ、性格的なものもありますが、球は拾いきれない、遠くの球は取りに行かない、本当に必要なことに力を入れる、動くことで満足しない、そう肝に銘じて、今日一日、過ごしたいと思います。

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