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運のようなもの

 先日、デンタルフロスを使っていたら、奥歯の詰め物が外れてしまったので、詰め直してもらおうと、歯科医院に行ったところ、詰め物の下で虫歯が進行しており、そのために詰め物が合わなくなって取れたとのことで、虫歯の処置をしてもらいました。
 僕は、普段から朝晩は歯を磨き、デンタルフロスを使い、昼は歯磨きができないため、歯磨きガムを噛み、日中も特定保健用食品に指定されたガムを適宜噛むことで、虫歯になりにくいように努めていますし、半年に一度は歯のメンテナンスに歯科医院を訪れています。
 それでも、処置済みの歯の詰め物の隙間から虫歯の原因となる菌が侵入し、詰め物の下という、無法地帯で虫歯が侵食し、しかも自覚症状はなかったのですから、この発見は運が良かったと言えるかもしれません。
 もちろん、一番奥の歯という、最も使いにくい歯の部分にデンタルフロスを使っていたとことで、想定していないかたちでその効能があらわれたともいえるので、一見、そこまでやらなくてもいいのに、と思うことであっても、良い習慣はたゆまず続けていくことが大事であることも知らされました。
 昨今のように、公共料金や物価が高騰すると、何とか支出を削らなくてはと、不要不急な支出を減らすのは、家計行動としては正しいと思います。
 また、目の前のことで忙しくなってくると、成果がいつ現れるかわからないようなことは、それが自分を成長させる良い習慣であったとしても、「今はこれをやっている場合じゃない」という言語が脳内を回り、やめてしまうということはあると思います。
 ただ、本当に追い込まれた状態にならない限りが、未来の自分が幸せになれる種まきをすることが、先での楽を得ることであり、そこが人生において自身に実装されていないから、足下の行動が刹那的になってしまうのだと思います。実装されるまでは、自分の心を躾けることが大事であり、こうした見えない虫歯の発見も、自分を躾ける材料に使っていきたいと思います。

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