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一人沈み込む休日の沼の前で決意表明

 僕のように意志が弱い人間は、自然体に任せておくと、一人で家にいる休日はどんどん堕落していきます。しょうもないことに時間を費消し、昼寝などもガッツリしてしまいます。

 休日に家族がいると、ある程度の規律がはたらき、また、家にいると自分の時間がこま切れにされたり、使われたりしてしまうことから、早朝からコワーキングスペースに籠るようになり、限られた持ち物で、周囲にそこはかとなく他人がいて、それぞれが目的意識を持って何かに取り組んでいる雰囲気の中、僕も学びや書き物、考え事に専念できます。

 照準が定まっていれば、どんな環境にあっても、強い目的意識とそこに至るロードマップを描き、具体的手順まで落とし込み、それを実践することでマス目を塗りつぶすように物事を進めることができるのでしょうが、僕自身は、今はそうした分かりやすい目標の途上にはなく、成功を期するだけのロードマップも描けないため、現状の中でなるべく多くの出会いと経験を手に入れつつも、あらまほしき自分への変化変容の決め手がなく、同じフロアで経験値を重ねている状態です。

 ただ、今のところ、知力体力気力はそれほど落ちていないことから、年齢を口実に、自分の人生をより良く切り拓くことをあきらめ、現状の手持ちのストックで逃げ切るという思考に落ちておらず、できればこのモチベーションだけでも維持したいという思いは、頭をよぎります。

 モチベーション維持に手っ取り早いのは、目的とそこに至るロードマップ、具体的手順がセットになった、資格取得でしょうか。道なき道を進むことは大変であり、とりあえずの短期目標として目指すことが考えられます。
 
 時間を無駄にしていないという自己肯定感、自分の価値の積み上げができているという実感を手に入れるには、一番早道なのですが、かける時間と価値が比例する資格取得は、手軽にポンポンとってもおもちゃの勲章にしかならないし、かといって難関資格は、今からの人生のリソースを大半つぎ込むことになります。

 いくら難関資格とはいえ、資格単体では、年齢的に勝負にならないし、これまでのキャリアパスとの組み合わせでも、新しいタイプの武器が増えるだけで、使い手は一人なので、使いもしない武器のメンテに余計な時間を費やすことになります。

 そう考えると、やはり、しんどくても自分のこれまでのキャリアと、自分の持てる強みを整理整頓して、自分のパラメータで最も有利となる戦場を設定して、そこで効率よく強みを生かして戦うことで、ステージを上げていくしかないわけで、そこに時間を割くことが、今の自分には求められていると思います。

 自分の価値の棚卸しは、自己評価だけではあてにならないので、なるべく多く、他者の評価に自分をさらすしかない。体裁とか、いかにも道を知っているかのようなかぶりをすることなく、せっかく頂戴した、自分が目先のことに日々しゃかりきにならなくても過ごすことのできる、猶予の11ヵ月を最大限活用すべく、連休明けからも、なるべく多くのチャンネルと対話を重ね、これまでのつながりの中でも新たな石を投じていくことで、変化のきっかけを見出していきたいと思います。

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