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結果的に趣味と実益を兼ねる方向に

 今の会社は、ある意味、僕自身の趣味とは関係なく選んだつもりでした。
 僕は、昔から川が好きなのと、鉄道が好きなので、そうした分野のエンジニアがよかったのかもしれませんが、得意科目が典型的な私立文系であり、学科選択の時点でそこは断念せざるを得ませんでした。

 学部は典型的な文系学部であり、4年間で一番学びを深めたのは経済で、その方面を少し使えればいいかなあと思いつつ、最初の職場は川に関係する仕事でした。かなり意外でしたが、土地とか土木の部門はうちの会社の事業の柱でもあり、技術畑の人にいろいろ教えてもらいながら、趣味の川について深めることができました。

 その後、システム関係、経済関係、財務部門と、だんだん、大学の専攻に近い分野に寄っていたのですが、財務部門とか言っても、経理というより、各部門の予算の見積もりとか、経費の妥当性のようなものをチェックする業務であり、各部門の専門知識がそれなりに必要であり、そこで、交通業界を相手にする部門の仕事に絡むうちに、なんとなくそちら方面の幹部で引っ張られ、そのまま、何となく片足を突っ込み、いよいよ両足を突っ込もうとしています。

 交通業界との付き合いの多い部門ですので、当然ながら、鉄道関係者とは様々な接点があり、その人の窓から見ると、趣味としては楽しいけれど、独自のしきたりが多く、いろいろ複雑な事情を抱えており、業界として右肩下がりの中で、いまだに我田引水をしている人たちはいっぱいいるので、なかなか容易でない世界だと思いました。

 結果的に、趣味に仕事が近寄ってきて、何となく趣味の知識を生かしているうちに、組織人としての適性も相まって、余人をもって代えがたいという、組織として好ましくない状況になっています。これは、プライベートでも同様であり、なんでもできると周りから思われている。それぞれは、僕の一面しか見ていないので、みなさん「それぐらいできるでしょう」と思っているところが、なかなかきついところです。

 とはいえ、求められるのは悪いことではなく、うまくストレスを解消しながら、しっかりとした軸を持ち、多くの人の助けも借りながら、乗り切っていきたいと思います。なんだか最近は、いつも最後は決意表明みたいな感じになってしまいますね。

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