香港
今日の日経朝刊で、香港の観光客は感染症拡大前に比べ、99パーセントも減少し、最近は回復傾向にあるものの、世界の観光都市ランキングで1位とされた、往時の勢いには遠く及ばないことから、官民が観光客の回復に躍起になっているという記事がありました。
僕自身は、香港に旅行したのは20年以上も前ですが、当時は中国大陸に旅行するにはビザが必要で、大陸の各都市は経済成長の途上にあり、北京にあったスタバがまだまだ珍しい存在で、日本に比べると生活の利便性は低く、ただ何でも値段は安く、庶民の利用する食堂は日本では味わえないような、価格と雰囲気がありました。
大陸諸都市に比べると、香港は洗練された都会で、地下鉄駅の自動改札化も日本に比べ徹底されており、効率よく生活できるという印象を受けました。観光客も快適に過ごすことができて、中国の雰囲気も手軽に味わえる、そんな良いとこ取りの街だったように思います。
ある程度、観光客は回復するでしょうが、大陸との同化政策が進み、いろいろな意味で、中国大陸という、黄土の巨大なマーケットに隣接して輝く、ダイヤモンドのような希少性は失われつつあり、以前のような勢いを取り戻すのは、難しいように思います。
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