理想を追い求める自分への陶酔でもなく現状の最適化に全振りするでもない道を切り開く
今年も3月に入り、年度の切り替わりまであと一息といったところに来ています。
昨年は年初に少し心が荒らされる出来事があり、とにかく自分の変化変容をこころざし、前半は背伸びをしたのですが、そこから先は、個人として売り込む何かが足りず、本気で動くことのできない立ち位置にある現状もあり、失速。後半は、現状の中で、自分の手持ち資源の価値を見出す、日々の行動を躾け、周囲の理解を得ながら、組織内フロンティアに挑戦し、一定の成果を得ました。
昨年の前半の背伸びの行動は、現時点で、顕在的価値を生み出すところに貢献していませんが、もともと、道なき道と思っていたので、すぐに成果が出るとは考えていませんでしたし、現時点で当面の成果を得ようと焦ることは、若木に傷つけるような行為に似ており、小利を追うことのデメリットの方が大きいと多います。
とはいえ、一時的にでも新たなステージの上から、自分の今の立ち位置決して見ることのできない世界を垣間見たことで、道なき道において、うっすらとしたパスラインを見出すことができた、それだけでも十分な成果はあったと思っています。
今年、1月、2月といったところは、仕事もなかなかしんどい日々が続きましたが、同時に、家族のライフステージの変化と来るべき大地震への備えの観点から、地盤的にも構造的にも災害に強い住まいへの住み替えを行い、あわせて、母に寄り添うことに徹して親子関係の安定化に心をくばりました。まだまだ青い鳥探しに付き合う必要がありそうですが、それにより感情的になり不安定になることは、とりあえず回避されるようにお互い、努めています。
この、トリプルタスクを対処療法的に進めると、常に何事か追われる展開に陥り、全ての時間は潰されても、時間がとても足らないと騒ぐところですが、この2ヶ月間、仕事の効率化を最大限追求し、自分の随意にできる時間を平日に確保し、プライベートのタスクに費やす時間を平日に天引きすることで、休日は極力、習慣化している日々の情報発信の質を高め、次なるステージへの橋頭堡を築く資材を、広く求める活動に充てられるようにしました。
橋頭堡は絶対必要ですが、僕の現在の立ち位置の制約から、今から少しずつ作っていくことようなことはできないため、まずは設計図を作るところからはじめ、資材を揃えて、どこかで一夜城のように、一気呵成に作り上げることが求められます。
現在の立ち位置で戦うために最適な武装とスキルの習得に持てる資源を全投入して、行動選択の規範をも寄り添わせることはせず、ここではないどこかを求め自分に陶酔し夢想の世界に生きることもなく、無謀ではなく、大胆なフロントランナーとして、実践者の道を歩みたいと思います。