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夜半の目覚めの中で

 今年も最後の1カ月に突入しました。1月に遠いと思っていた年末ですが、なんだかんだと忙しく動き回っているうちに、一年の終幕が見えるところまで来ています。
 1週間というスパンはどんなに気が重いイベントで満ち溢れていても、一日一日をもがき続けているうちに、週初の岸辺から週末の対岸まではあっという間にたどり着いてしまいます。
 これを50回繰り返せば一年という遠い岸もたどり着いてしまう。規則正しい時間の区切りは有限の命を持ち、衰えゆく一個の人間にとっては残酷な現実でもあり、変わろうという願望は中途半端に抱いても、そのことは決して実現することはない。
 千回思い続けてもダメで、一万回、それこそ四六時中願い続けることで、ようやく重い岩がわずかに動く。ただ動きはじめれば、大きく動いて転がりだすのは意外と早い、そういう話を最近、耳にしました。
 今日はあと23時間あります。夜半の目覚めは睡眠の質が良くないことの証左ですが、これは何年も続けてきたことで、眠りは日中の短時間補充でカバーすることで、ある程度、健康を維持するだけの眠りはトータルで確保できていますので、ここのところは自分の健康管理に自信を持ち、あまり型にこだわってバランスを崩すことなく、むしろこうした夜半の寝覚めは自分を見つめ直す時間と捉え直し、静かなる時の中で物を書いていきたいと思います。

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