テストの解き直し

 息子が先日受けた校外テストの出来が悪くてショックを受けていました。昨日はまず、国語のテスト問題の解き直しを一緒にしたのですが、息子は最初、問題文と同じ漢字が使われている、熟語を選ぶ問題について、間違えた問題の正しい漢字だけを書き直せばいいやと思っていたようです。
 そこで、こういう問題を解き直す場合は、結果的に正解だった問題も含めて、すべての選択肢の熟語の漢字を書いてみて、わからない漢字があればそこで覚えることを教えました。テストの解き直しはスピードが大事なのではなく、解き直しの過程で周辺知識も含めて関連付けて理解することが次につながります。選択肢問題であれば正答以外の選択肢の用語の意味を理解するとか、英語であれば言い換え可能な単語や熟語をセットで覚える、そういうことでテストを活かしきることになります。
 こう書いておいて、自分自身を振り返ると、最近受けた資格試験では、大量の問題をこなすことに重点を置いて、選択肢の吟味とか知識がおろそかになっていたように感じました。
 また、一定の国語力はあるので、後半の読解力や記述力を試される問題の方がむしろ手ごたえが良く、前半の知識を試す問題がイマイチ出来が良くないのは、基礎的な知識、国語で言えば漢字、英語で言えば単語熟語にあたる部分が、十分自分の中に知識として定着していないことが原因のように思います。
 このへんは、子どもに勉強を教えることを縁に、自分の学習姿勢を修正したいと思います。根底には、自分の年齢を考えると、知識を覚えることより、試験を通じて得た力を現状を変える力に転用することに目が向いていたからですが、そうはいっても知識がないと、パネルで隠されて一部分が見えない画面からクイズの答えを考えるようなもどかしさを感じ、そこで自信が持てなくなりますので、パネルを減らすために知識を増やすことに、当面は力を入れていきたいと思います。

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