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移籍する西川のレプリカユニフォーム

 広島カープの西川龍馬選手が、来季はオリックスに移籍するのですが、その西川が球場のショップで自分のレプリカユニフォームを大量購入し、サインをして周りの記者にプレゼントしたというような記事がネットに出ていました。

 西川は、今シーズンから、背番号が「63」から、これまで長野の背番号であった「5」に変更したばかりで、1シーズン限りの命だったことになります。

 レプリカユニフォームは、背番号つきでない球団もあるようですが、カープは球団マスコットキャラクターとかを除くと、正式な(?)レプリカユニフォームはすべて選手名と背番号が入っていて、ファンはお気に入りの選手のレプリカユニフォームを購入して球場などで応援します。

 また、シーズンごとに、期間限定着用のユニフォームが発売されたり、レギュラーユニフォームがデザイン自体が変わることもあるため、熱心なファンはたくさん持っているのではないかと思います。

 ただ、このレプリカユニフォームは、ハイクオリティユニフォームという、実際選手が着用しているのに近いユニフォームだと、8000円とそれなりの値段がしますので、新しいデザインになるたびに買い替えるのは、年に数回行けばいいほうという感じだと、ちょっとお高い感じがします。実際、球場で見るユニフォームは、いろんなバージョンが見られます。

 しかし、西川のように、移籍してしまうと、次のシーズンに着用し続けることが難しくなります。過去に、ジャイアンツに丸が移籍した際には、当然ながらレプリカユニフォームはメルカリで暴落しましたし、僕もさすがに次のシーズンは着用し続けることができず、今は小園のレプリカユニフォームを持っています。

 引退の場合は、着用し続けてもよいわけですが、黒田とかアライさんとかエルドレッド、赤松といった、ある種「レジェンド」にならないと、あまり見かけないように思います。

 西川が自身のユニフォームを大量購入したのは、背番号を引き継いでわずか一年で移籍してしまうので、多くのファンがまだ新しいユニフォームを買い直すことになり、売れ残りの商品は廃棄されるのを見越しての対応のようです。

 EUなどでは、売れ残りの服は廃棄することを禁じる動きもあったりして、服の短期サイクルでの流行の創出、流行遅れによる服の廃棄が、地球環境に与える影響が無視できないことを考えると、このレプリカユニフォームも、何やらもったいない気もします。

 もちろん、お気に入りの選手を応援するには、選手名と背番号の入ったユニフォームのほうが気持ちが入るでしょうし、球団側も、それぞれの選手の売れ行きによって生産量は調整しているようなので、そんなに売れ残りはないようにしているようですが、西川は人気選手で今シーズンから背番号が変わったばかりだったので、それなりに売れ残りはあるはずで、何やらもったいないなと思った次第です。
 
 
 

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