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株主関係資料を整理して振り返る

 僕は多額の投資をしているわけではありませんが、最小購入単位で個別銘柄を多く保有しています。
 2年ぐらい前から、新規投資はノーロードの投信積立にシフトさせ、毎月、国内、先進国、新興国の株、債券、REITの投信にバランス投資をするのが基本となっており、個別銘柄の保有はどちらかといえば減少傾向にありますが、それでも3月決算の企業からの株主関係資料が、この時期は多く家に送られてきます。
 最近は株価が上昇傾向にあるため、企業業績がある程度反映される、配当についても全般的に上向きなわけですが、それでも、5年前とかに比べると、業績の回復が遅れている企業や、教育産業も中学受験の過熱化の一方で少子化と大学受験の二極化により、基本的には本業は下がり気味であり、それは株価にも反映されており、ここまで株価全体が回復しても、買値の半値という銘柄もあります。
 とはいえ、これまでのトータルでの収益を考えると、配当や株主優待まで含めれば、金融投資は僕に相当な副収入をもたらしていると思います。不動産価格の上昇をみると、金融投資などせずに、ある程度利便性を犠牲にしても、家を買っておくべきだったようにも思いますが、おそらく僕の収入で買えるところは、昨今の価格上昇の波にはそれほど乗れていない場所であり、家のローンや維持費をまともに支払っていたら、金融投資による収益は得られずに、その分、子どもの教育とか自身の学び、将来に向けた金融資産の資産形成には回せなかったに違いありません。
 当時、何を持っていて、どのように振り向けた結果、現在の僕の姿になっているか、ないものねだりの心は常にわき上がってきますが、既に得ているものに対する感謝や、過去の選択により手に入れた幸せは、今の僕には当たり前すぎて、努めて起こさなければなかなか思い至らないものです。
 忘れがちな「良かった探し」も、これからは毎朝のルーティンとして取り組んでいきたいと思います。
 


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