240216体質

 L韓医院、通院3日目。先生は丁寧で熱心だし、治療費は一回700円と安いが、予約して毎日行かなければならないのが面倒で、昨日食べた物のチェックもある。もっと気軽に行ける雰囲気なら最高なのだが、ここ最近の韓医院ソムリエの旅で会ったことのないタイプの病院だったので少し付きあってみることにした。正直、肩や腰が劇的に良くなっている気はしないのだが。
 今回は鍼治療の最後に、あなたの体質はこれですとカードを見せられた。人の体質を八つに分類すれば(韓医学の宗派によって様々な分類がある)、私は「金陰体質」なのだそう。この体質の人は怒りっぽく(確かに最初のアンケートで「怒りっぽい」にチェックを入れた)、耳が敏感で、音楽家の才能があるのだとか。これって性格判断? 今の治療に全く不要なのだが?
 衝撃的だったのが「温かいものより冷たいものを摂取した方がいい」という項目。そんなこと言われたことがないのだが? 私は冷たいものが嫌いで、冷麺より温麺を好み、夏でもホットコーヒーを飲んできた。病院や薬局ではお湯を飲めと言われ続けてきたのだが、間違っていたってこと? 健康に良いと思って楽しんできたサウナもだめらしい。
 そして様々な食事制限があり、肉、小麦粉、酒、コーヒー、根菜はだめ、代わりに魚、青野菜を摂取しろという(モンゴルでは生き残れない)。魚も、海の魚は良いが川魚はだめだとか。「どう違うんですか?」と助手に聞いたらごまかされた。
 ここの治療、効果はあるのだろうか? 半信半疑だが、確かにコーヒーを飲まないとよく眠れるし(鍼とは関係ない気もするが)、次も予約した。ただし毎日通うのは厳しく、食事制限も全く守れる気がしないので、週末は休む旨を伝えると、先生は残念そうな顔で「では今日の鍼で明日どんな感じになったかメモしておいてください」と言った。ひょっとしたら先生も半信半疑なのかもしれない。

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