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SIVAで働いて約20営業日の成長記録

こんにちは!2024年4月からSIVAでインターンとして働いている、早稲田大学4年生の菊池駿吾です。

私は双子の片割れであり、一つ上に兄がいる年子の3人兄弟の次男として育ちました。よく兄弟と比較される環境から負けず嫌いな性格を持ち、一方で自由奔放に生き、好奇心旺盛で色々なものに興味が目移りするENFPでもあります。

小学校からサッカーやバスケ、バレー、ハンドボールなどさまざまなスポーツを経験しました。
高校生になったくらいで、自分は一つのことを極めるのではなく、様々なことに挑戦・経験しながら自分だけの価値を発揮したいと思うようになりました。(悪く言えば「飽き性」です笑)

大学では予備校アルバイトや別の長期インターン、雪山での住み込みアルバイト、海外旅行など学業以外のことに熱中していました(笑)

就職活動が想定よりも早く終わり、第1志望の株式会社電通から内定をいただくことができました。

残り1年間で「何か一つのことに熱中してやりきりたい」「少しでも成長したい」「早く社会に出たい」など、さまざまな想いがあり、長期インターンを探していました。

そして、「残りの1年間で最も成長できる環境はどこか?」を考えた結果、SIVAで働くことを選びました。

そんな背景でSIVAに入社して20営業日が経った私の成長記録になります!

本noteの目的

  • 自己成長のために振り返りを行うこと。

  • 2024年4月1日からインターンを始めて約20日間たった今、自分が成長したことをまとめたポートフォリオを作ることで、自分を客観視すること。

  • 副次的に後輩インターン生から「20日間でこの業務をできるようになる」と示すこと。




私がSIVAで身につけたこと

1. 相手の仕事のしやすさを考慮したコミュニケーション能力
2. 目標や行動を定量的に考える習慣
3. 自チームのその先のKPI達成を考える姿勢
4. 事実と解釈、行動を区別して抜けもれない説明能力
5. どんな仕事でも本来の目的を忘れないようにするマインド

本noteの登場人物
私、きくっち:note執筆者である菊池駿吾
トシさん:CEOである杉浦さん
原さん:当時直属の上長 セールスのマネージャ
カルロス:同期入社のインターン仲間

身についたこと①
相手の仕事のしやすさを考慮したコミュニケーション能力(1営業日~)

入社後一番の壁 :そもそもSlackのメッセージ中身を見てもらえない

SIVAに入社して、一番最初につまずいたのはSlackの送り方でした。

SIVAに入社するまで、報連相の仕方を全く意識していなかった私は、当初は「メッセージを送れば相手が読んでくれるだおろう」という感覚で報連相をしていました。

SIVAに入社してから3日間の間、報告をする度に内容のフィードバックではなく、「報告の仕方を改善しよう!」というフィードバックをいただきました。

Slackで課題の確認をいただく際に、課題の内容よりもSlackの文章の構成の方が個人的には難しかったです(笑)
「どうしたら上長が読みやすいメッセージになるのか?」を考えるために、悩みに悩んで結局どう送れば良いか分からなくなり、1件のSlackを送るのに10分かかることもありました。

改善前(2営業日目)のSlack


フィードバックをもとに「Slack 5箇条」を考えてみた

1.メッセージを見て、「相手に何をして欲しいのか」をまず一言で伝える。

「どこを確認して欲しいのか?」「方向性が合っているのか相談なのか?」「質問があるのか?」...
(例):【確認依頼】〇〇について/【相談】〇〇について

2. 1メッセージ1内容を心がける。

<理由>相手がどこを見たら良いのか分からなくならないようにするため。 <行動>共有事項が複数ある場合は複数のメッセージに分ける。

3. Slackだけに頼らずに直接コミュニケーションを取る。

<理由>報連相は人と話すチャンスであり、信頼してもらう必要性があるため。上長に気づいてもらうため。 
<行動>「今Slackを送ったんですけど、一緒に確認していただいてもよろしいでしょうか?」

4. Slackのメッセージは相手が一目見て全体像がわかるようにする。

<理由>
報連相する上長は自分よりも忙しいため、短時間で確認できるようにする。<行動>
・わざわざリンクで飛ぶ必要がないよう、文面とキャプチャで記載し、リンクはスレッドに返信。
・キャプチャを撮り、赤枠で囲うことで、確認すべき場所を限定。
・文面は箇条書きで構造的に書く。

5. Slackの順番は”英語の語順”を意識する。

<理由>報連相をもらう側にとっては英語の語順のほうが理解しやすいため。
<行動>結論ファースト。特に見て欲しい点を一番上に記載する。


SIVAの人はSlack一通を送るのになぜここまでこだわるのか

なぜ、報連相の仕方をここまで徹底するのか。

それは、相手の効率に配慮する(やりづらさを取り除く)と、自分の仕事の効率も上がるからです。

自分よりも忙しい上司に自分の報告を見てもらう。
忙しい上司にとっては、大量に通知が来るため、あなたのメッセージを読むのが面倒くさいと思わせてしまったら、自然とレスポンスが遅くなってしまいます。

では、どうしたら上司に自分のメッセージを見てもらうのか。

それはあなたのメッセージを確認する心理的ハードルをさげるために、相手を想像し、相手の効率に配慮した報告を行うことです。

相手の効率を配慮するために、時間をかけ丁寧なメッセージを送ることで、結果的に自分の仕事のスピードと質が上がり、より成果を出すことが出来ます。

気づき①
相手の仕事の快適さに配慮することは自分の仕事のスピードと質を上げる。

改善後(17営業日)のSlack

Slackのたかが1件、されど1件。日々のコミュニケーションを意識するだけで相手の仕事のしやすさが変わり、自分の仕事の質とスピードが上げることができることを学びました。

社会人になる前に「どうしたら相手が仕事をしやすいか」を考える習慣を身につけられたことが、SIVAに入社して私が一番成長したことだと思っています。

入社直後は「なぜこんなに細かいことを言われるんだろう」と困惑するかもしれません。
しかし、一度身につけてしまえば、相手から信用を獲得し続けることができる一生モノのスキルであると思います。




身についたこと②
目標や行動を定量的に考える習慣(1~14営業日)

なかなか目標と行動が埋まらない目標達成シート

目標設定マンダラチャートを作成しました。

SIVAで働いて100日間で達成したい目標を真ん中に置き、その目標を8つの目標に分解、8つの目標を達成するための定量的な行動を64個記入しました。

SIVAのインターン5箇条の1条に「自分の成長が唯一の会社貢献」とあり、インターン生の成長のために、上長と一緒に目標設定を行います。

インターン5箇条
(本noteでは他の4条の説明は割愛)

いざ「成し遂げたい目標」と「目標を成し遂げるための64個の行動」を考えようとした際、そもそも目標や行動が全然思い浮かばずに苦戦しました。

「どうしたらその目標を達成することができるのか」、もしくは「どうしたらその目標を達成したと言えるのか」が自分の中で曖昧であったため、行動が思い浮かばなかったのです。

どうしたら行動が思いつくようになるのか、鍵は「抽象からの具体化」でした。


「高い人間性っていう目標はどうしたら達成したか分かるの?」

初めて目標達成シートのフィードバックでトシさんから頂いた言葉が「目標も行動も抽象的すぎる」というものでした。

1回目の提出の際、サブ目標の欄に「マーケティング能力」や「高い人間性」、行動の欄に「ギバー」や「本でインプット」と記載しました。

当時、大谷翔平のマンダラチャートが見本としてあり、自分やインターン仲間のカルロスは「人間性」や「メンタル」などを真似していました。
大谷翔平を参考にすることは、「高い人間性って何!?」と上長に言われるためオススメはしません。
今思えば、なぜ「ドラ1 8球団」を目標とする野球選手の目標をそのまま真似したか不思議です(笑)

私の1回目のアウトプットに対し、「じゃあその目標・行動が達成したかどうかはどうやったら分かるの?」と質問され、そこで初めて”抽象的な目標”は掲げるだけで終わってしまい意味がないことを知りました。
「自分から見て達成できたかどうか」ではなく、「他人か見て達成できたかどうか」が分かるモノでなくてはいけないのです。

そのため、目標設定の際は、掲げる目標に対して「いつまでに」「何を」「どこまでクリアするのか」を小さく定量的になるまで噛み砕いて設定する必要があると学びました。

設定した行動はFB後に以下のように改善しました。

「営業資料に目を通す」
→「公開されている営業資料に全て目を通し、マーケアイディアを3つ作成」

目標や行動を定量的にするためには以下のポイントを意識することが重要だと現在思っています。

・目標は「インプット目標」と「アウトプット目標」に分ける。
・行動は数字を入れる。(「増やす」や「減らす」は使わない)
目的語(具体的な行動の対象)を入れる。
行動の目的を入れる。
期限/頻度を入れる。

完成後の目標達成シート(社内情報はぼかし)

気づき②
定量的ではない目標・行動は意味がない。



身についたこと③
自チームのその先のKPI達成を考える姿勢
(4営業日)

SIVAのデジタルマーケティングチームとしての心構え

デジタルマーケティング部署に配属となり、原さんからデジタルマーケティングチームの仕事内容や持つべき心構えを説明していただきました。

原さんからマーケティングの心構えを説明していただいて、一番心に残った言葉が「マーケティングは手段であり、目的ではない」というセリフです。


チームの目標が全てではない

『デジタル広告チームの仕事』

今思えば恥ずかしい限りですが、私はチームのKPI達成が全てだと思っていました。
カスタマージャーニーの入り口であるマーケティングのKPIを達成することができれば、それ以降はセールスの仕事だと。

これは今思えば日本政治の縦割り行政と同じだと思います。自分の管轄だけを考えて最適化し、他の組織のことは全く考えない。
日本政治の最終ゴールは「日本の発展」です。各管轄の目標はそのための手段ですよね。

同じように、会社は最終的には売り上げが増えなければ意味がありません。マーケティングは目的ではなく、あくまで手段なのです。
そのため、マーケティングのリード獲得を目的化するのではなく、KPIツリーにおいてリード獲得のその先である、商談数や商談CPAにまで目を配らなければいけません。

マーケチームレポートの目的は「リードの数を視覚化すること」ではなく、「成約までのKPI数値が全て正常か否かを確認すること」だと思いました。

気づき③
KPIツリーの一つ先にあるチームの成果効率を考える



身についたこと④
事実と解釈、行動を区別して抜け漏れない説明能力(3~18営業日)

本格的なデータ分析に初挑戦

3営業日目からデジタルマーケティングチームとして、マーケティング研修課題を2つ行いました。

研修課題①では、関数を用いたデータを分析し、可視化したグラフから自分の言葉で傾向を述べる練習を行いました。
研修課題②では、SIVAや顧客、商品についてインプットし、クリエイティブアイディアのアウトプットをしました。

関数の使い方で悩んでいた時、たまたまフリースペースにいた神永さんに関数の使い方のヒントをもらった時の心強さは一生忘れないと思います(笑)

「関数をうまく使ってデータの傾向も読み取ることができ、自分の言葉で仮説も作れて結構いけたぞ!」と思って満足していました。

だからこそ、トシさんから「全然ダメ。アウトプットをもう一度作り直してきて」とフィードバックをいただいた時は正直びっくりしました。


「それは客観的な事実なの?それともきくっちの主観的な考えなの?」

課題アウトプットのFBをもらった際、トシさんから「事実と解釈を分けて説明しなさい」というフィードバックをもらいました。

当時のアウトプットでは、「データで読み取れたこと」(事実)と「データから予想されること」(主観)をごちゃ混ぜに説明していました。

自分の頭の中でも、傾向(事実)と仮説(主観)を混同していて、「事実と意見を分けて話すこと」が苦手でした。

そこで紹介していただいたのが、”空雨傘”というフレームワークです。


事実っぽく自分の意見を話すな

空雨傘の紹介
「晴れているけど、雲が多いから午後は雨が降りそう。傘を持っていく。」「空」(事実)→”晴れている”、”雲が多い”
「雨」(解釈)→、”雨が降りそう”
「傘」(行動)→”傘を持っていく”

空雨傘のフィードバックをいただいてから、「事実と解釈を分けること」と「事実・解釈・行動の抜け漏れがないこと」を意識して説明しています。

空雨傘のフィードバックをもらった後の研修アウトプット

データを分析してから何か自分の意見を言う時は、特に「空雨傘」を意識しています。
相手と認識がずれないよう、「どこからが自分の意見なのか」を明示してから説明するようにしています。

気づき④
空雨傘で「事実」と「解釈」、「行動」を分けて話す


身についたこと⑤
どんな仕事でも本来の目的を忘れないようにするマインド(11~14営業日)

マーケターは顧客の声を直接聞け!

インサイドセールスチームに参加した背景として、マーケチームでクリエイティブアイディアを考える際に、実際の顧客の声が分からなかったことが大きかったです。

顧客の悩みやニーズ、Squad beyondで提供できる価値について実際に電話で聞くことで、より具体的なクリエイティブアイディアを考えることがゴールでした。


人生初のインサイドセールスでの悔し涙

人生で初めてのインサイドセールスでした。最初は顧客の会社HPを見ても具体的に顧客が何をやっているかイメージがつかず、「電話でどう誘導するか」が全くわからない状態で電話をかけていました。

顧客に会話を委ねてしまうことも多く、顧客から「検討しますね〜」と言われた際に何もヒアリングをすることが出来ず、その度に悔しい想いが込み上げてきました。

また、電話口で相手から「今忙しいから後にしてください」と言われることも多かったです。

ある社長から、「HPを見たらある程度の業務内容はわかるよね。君は今僕の時間を奪っているんだよ」と言われた時はかなり落ち込みました。「このままインサイドセールスが上手くなっていくのだろうか」という不安が電話中ずっとありました。

インサイドセールスに取り組んで3日目、原さんから行動のFBをいただいている際に、自分の不甲斐なさに悔し涙が出ました。(自分はかなり涙脆いです)


きくっちが電話をかけていた目的ってなんだっけ?

インサイドセールスに取り組み、2日目、原さんから進捗を確認された時に「カウンタートークをうまく繋げられなかったです」や、「Squad beyondの説明まで持って行けませんでした」という振り返りを話しました。

その際に、原さんから「それって商談化が目的になっていない?」と聞かれた初めて、自分が無意識に商談化をしようとしていたことに気づきました。

本来の目的は「電話をかけることで、顧客の声を聞きアイディアに繋げること」でした。
だから「商談化に繋げること」なんて気にしなくてよかったんです。

しかし、インサイドセールスをかけていく中で、次第に「行動目標を達成しよう!」「少しでも商談につながる会話をしよう!」という気持ちが無意識に強まっていきました。

一方で、もっと商談化に向けた会話をしようと思えば思うほど、いざ電話が繋がってもうまく顧客を誘導できない自分にもどかしさや無力感を感じていました。勝手に自分を追い込み、インサイドセールスを嫌になっている自分がいました。

「商談化」という目的ではなく、本来の目的である「アイディアを持つこと」を意識すれば、無理に顧客を誘導する必要はなく、もっとマーケティング担当者の目線で顧客の悩みを引き出すことができたのに、と後悔しています。

今後は、どんな仕事も本来の目的を忘れずに、「その目的を果たすには何をすればよいか?」を常に考えたいと思います。
目的から逆算して、やることとやらないことを区別して仕事をします。

気づき⑤
どんな仕事でも目的を履き違えない


SIVAでの20日間のインターンを終えて

これまで書いてきたとおり、たった20日間でたくさんの成長がありました。今回載せられなかった成長も多くあります。

1. 相手の仕事のしやすさを考慮したコミュニケーション能力
2. 目標や行動を定量的に考える習慣
3. 自チームのその先のKPI達成を考える姿勢
4. 事実と解釈、行動を区別して抜けもれない説明能力
5. どんな仕事でも本来の目的を忘れないようにするマインド

先ほど紹介したインターン5箇条にあるように、「自分の成長が唯一の会社貢献」であり、これほど一学生の成長を応援してくれる企業は他にないと思います。

だからこそ、その期待に応えられるよう、今後もインターンで様々なことにチャレンジし、日々成長していきたいです。

ご精読ありがとうございました!


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