フェードアウトしていく曲が好きだ。この世界のどこかで、ずっとその音楽が鳴り続けている気がする。だからここに静寂はないって気がする。私の身体のどこかでは常に、ずっと音楽が鳴っていて、止まってない気がする。それが良い。 本当の平穏に至った時、人は自己の孤独や空虚と対面することになると、偉い人が言っていた気がする。わたしは本当の平穏みたいなところに、ほとんど常に居て、不安や焦りもない非常に良い精神状態を保っていた。それでも、なんでか（本当に意味が分からないけれど）しにてえーって思
（笑） って感じだ。 私、いつも私に笑われてる。部屋の中の小さな海。私の上にしかない空。身体の中を駆ける風。 正義、私を傷つけるためにあると思ってた。でも今は、傷つくための正義すら持ち合わせていない。 人生を意義あるものに 私以外の風の子たちは、竜巻に乗ってどんどん上に上がっていく。 それできっと、いつか宇宙にたどり着いて、私のことも見えなくなって、月の上に立って、やっと、自分が人間だって思い出すんだろうな。 宇宙の子。私たちは消えることがない。身体が死んでも、灰にな
