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TAOs WordBook

島村塾を始めて32年になります。
徳島大学大学院の1年生の終わりに教室兼住居としてこの家を建てました。石井の明峰塾で講師をしていて、大学院修了と同時に独立しました。

当時は高校生だけを教えていました。
このことを知っている人はいるかもしれません。

学習塾は副業にするつもりでした。
このことを知っている人はいないと思います。

パソコンのソフトを作って売るのを本業にしようと思っていました。
ソフトで稼いで塾で遊ぶ、それが私の夢でした。

英語の先生用のエディタとか問題作成ソフトとか教育支援ソフトを書いてました。

ソフトを書くのは楽しかったです。

ソフトを公開して暫くしたら、少しずつ売れるようになりました。
東京の高校の先生から協力したいと連絡を頂いたり、愛知県の大学の教授から財団を紹介しましょうと言って頂いたり、何とかなりそうでした。

どうして、今、この話を書いているかというと…
最近、学習塾でプログラミングを教えるところが増えてます。
プログラミングなら私もできるし、新しいソフトを書くのはしんどくても教えるくらいは何とかなるかなって…
そういえば、私の書いたソフトってどうなってるんだろうって検索したら、1本だけ…私の書いたソフトのうちの1本の記事だけ残っていたからです。

TAOs WordBook
 クリックすると解説サイトに飛びます。

WordBook Ver.1.0
辞書引きソフトとしても使える英単語集作成ソフト

日付を見たら2002.07.26…20年前に公開したらしいです。
プログラムは塾を開いたのと同じくらいから書き始めたので、それから10年くらい経っています。
始めた頃は Windows はなくて…
あったんですが、使い物にならなくて…
もちろん使ってる人もいたと思うんですが…
MS-DOS3.3 に QuickBasic で書いていました。

その後、Windows3.1 が出てWindows に Delphi で書くようになりました。

他にもエディタとか表計算っぽいソフトも書いていました。

今、あらためてTAOs WordBook の説明を読んだら欲しくなってきました。
使いやすそうです。
っていうか、当時も自分が欲しいから書いたんですが…
TAOs Editor … エディタには、アルファベットを入力すると過去の履歴から候補を表示する…今で言う予測変換を入れてました。
すごい便利と思ってましたが、今は、スマホにも入ってます。
ないものの宣伝してもしかたないですね。

ソースファイルがどこにあるのかも分からないし…。
10万行くらいの、1人で書いたにしては大作だと思います。
DLLを本職のSEの方に書いていただきましたから、完全に1人ではないんですが…
ソースファイルは1人で書きました。
時間が出来たら探してみます。
多分、MOかCDRに焼いてるから、経年劣化でなくなってるかも…。
探しだしたとしてコンパイラがあるのか?
Delphiで書いたと思うんですが、TurboPascalかもしれません。

その前に、私に時間が出来るのか…
最近、物凄く忙しいです。
国公立大学の後期試験も高校入試も終わったから少しは…
春期講座が待ってます。
プログラミングなんかやってる暇が…時間よりも体力がありません。

タイトルを TAOs WordBook にしたのは、TAOs の名を残したかったからです。
TAO とは Teacher's Assistant of Organizationn … というのは、後からの付け足しです。
本当は、昔飼ってた猫の名前…タオです。
犬2匹、猫1匹が旅をするディズニー映画、「三匹荒野を行く」に出てくる猫の名前です。

さて…

ソフトを書くのは楽しかったんですが、ソフトを買っていただいた方たちのサポートが大変でした。
そのうち塾が忙しくなってきて、ソフトで稼いで塾で遊ぶというのが無理になってきて、塾が本業になりました。

ソフトで稼いで塾で遊ぶという私の夢は儚く消え去りました。
人の夢は儚いものです。
そして人は失くした夢の数だけ大人になります。

久しぶりの…いつも通りの…需要のない独り言でした。