2024/2/13 チェロ練習メモ

6時半に家を出るため、音を出しての練習がはばかられる朝だった。
というわけで、先日のレッスンで教わった「音を出さずに弓の動きを確認する移弦の練習」をしてみた。15分ばかりの短い時間である。
弦の上に弓を当て、左右に動かすことなく指だけで弓の角度を調整するというもの。このとき、弓が弦を支点にして上下に動くのみとすることが肝要だ。つまむようにして指を巻き込み、木の棒を軸とした回転しようものなら音は安定しない……と注意された。私はまさに指を巻き込んでグリングリンに弓を回していた。
弓先でやる分には割とマシになってきたので、今度は元弓でやってみる。と、感覚が全く違う。
あまりの違いに、なんで? と思う。弓の重心が弦を挟んで手元側にあるか、弓先にあるかの違いだった。当たり前の話だが、この当たり前を言語化する程度まで意識せずに弾いていた。
弓先で弾くと、重心は手元側にある。低弦側に弓が動きやすい。
元弓で弾くと、重心は弓先側にある。高弦側に弓が動きやすい。
ということは、弓先で弾くときは指を曲げる動作に力が必要で、元弓で弾くときは指を伸ばす動作に力が必要ということか。力というほど力を使うわけでもないが、こう、感覚として。
帰ったら音を出して練習したいものだが、今日はイレギュラー対応の出張なため、イマイチ時間が読めない。
何時に帰れるんだろうか……いつもはドッツァウアー62から練習しているが、朝の練習の成果を確認すべくドッツァウアー64をやるか……などなど、出張先への移動中の段階から、既に帰ったあとのことしか考えられない。※仕事は楽しいです。
朝晩練習できるって、恵まれた環境だったんだなぁ。と改めて感じ入る次第である。

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